私の派遣されたUEFでは三日間にわたってオリエンテーションが開催されました。ちなみにこのオリエンテーションに参加し必要な課題を提出するだけで1.5etcs分の単位が取得できます(龍谷大学の学生は3etcsを一つの授業でとらないと単位が互換されないので意味はないのですが)。
各日程の内容をざっくりと要約すると一日目が履修などに関する説明、二日目はstudent union(龍谷で言うところの生協)による各種サービスやクラブ活動の説明、三日目はヘルスケアに関するお話しでした。特に初日の履修に関する説明は要チェックです。というのも履修の仕方や授業の受け方、etcsという単位のシステムと多くの事が日本と非常に異なります。不定期な授業開催、一回のテストで単位が確定する科目、完全先着順の定員と気を付けなければいけないことは山ほどあります。UEFへの留学をお考えのみなさん。オリエンテーションはちゃんと受けましょう。
そんなオリエンテーションですが、多くの学生が一つの場に集まる最初の機会であります。なのでただ話を聞くだけでなく、自然と友達ができる場でもあります。私はここで新たに中国(香港)人、ベトナム人、スロヴァキア人と知り合いました。ちなみにですがUEFには50もの国と地域から留学生が来ているらしいです。
以上の事を総括すると、オリエンテーションは日本での単位には直接関係しないけど、勉強していくうえで必要な情報を得る重要な場であり、またほかの学生とコミュニケーションが簡単に取れる貴重な場でした。
滞在一か月で気づいたことについて
八月の末にフィンランドに到着し、早くも約一か月がたちました。少しずつこちらの生活にも慣れてきました。そんな中で気づいたフィンランド(というよりもヨエンスー?)の日本との違いについて記述したいと思います。
自然豊か
特にどこか公園などに遊びに行ったわけではないのですが、北欧らしい自然の魅力を感じられるのは日本との大きな違いであると思います。アパートの近くには針葉樹が生い茂る林道があり、散歩をしていると透き通るような空気が鼻を抜けていきます。街を歩いていてもたくさんの動物に遭遇します。リス、野ウサギ、キツツキ、野生のハリネズミまで。リスなんて野良猫感覚で発見します。日本では見たことがないようなキノコなんかも道端に自生しています。普通に生活しながらこれだけ自然を感じられるのはフィンランドならではだと思います。
利便性
一か月住んでみて、フィンランドがとてもいい国であることはわかりました。しかし、利便性を追求した日本で生活してきた自分にとって不便に感じることは多々あります。例えば日本のような長時間営業している店が少ない。遅くまで開いているスーパーでも9時には閉店します。繁華街にあるお店でも、日曜日はお昼の12時になるまでは開店しません。「あー、卵が切れてる」となっても週末はなかなか買い物に行けない。日本のように働きすぎな国もどうかと思いますが、「働けフィンランド人」と心の奥底で思ってしまったりもします。
まだまだ記述したいことはありますが、文字数の問題もあり今回はここまでです。これからもいろいろな発見をしていきたいと思います。