『スロバキアの大学スケジュールと夏休み』
スロバキア(ヨーロッパの多くの大学)では前期セメスターを9月から、そして1月の短い冬休みを挟み2月からを後期セメスターとしている学校が多いです。簡単にコメンスキー大学に留学した際の年間スケジュールを載せておきます。
1月末〜2月序盤 : 日本 ➡︎ スロバキアへ
2月中盤〜終盤 : 後期セメスター 授業スタート
5月終盤 : 後期セメスター 授業終了
6月 : テスト
8月 : 卒業式 (またはこの時期に学年が上がる)
9月 : 入学式 (寮に多くの新しい学生(留学生を含む)をがやってくる)
9月中盤〜終盤 : 前期セメスター 授業スタート
12月終盤 : 前期セメスター 授業終了
翌年1月 : テスト スロバキア ➡︎ 日本へ帰国
スケジュールを見ての通り、スロバキアに留学した際には長期間の夏休みが与えられます。具体的には6月のテストが終わり次第、9月後半の授業開始までが休暇となります。
ただ休暇といっても、することが全くないわけではありませんでした。というのも以前のマンスリーレポートでも述べたようにピザ取得がスムーズに行かなかった場合には、外国人警察に深夜から何度も並んだり、在スロバキア日本大使館に足を運んだり、現地の翻訳家と連絡をとってビザ申請のための書類の翻訳をお願いしに動き回ったりと、ビザが取れるのか帰国になるのか、精神的にも不安で忙しい日々を過ごす必要がありました。
ビザの申請に関しては、以前のマンスリーレポートで「現地でのビザ申請のために必要なもの」について記載していますが、やっと7月の後半にビザを取得できて思うのは「日本での申請」が1番だということです。万が一大学の担当者から「今年から申請の仕方が変わったから現地で直接申請を」と言われたとしても、自身で日本スロバキア大使館に連絡をし日本国内で申請を済ませてくる方が賢い判断だと言えるでしょう。(2017年7月現在でも日本のスロバキア大使館でビザ申請ができるが、現地申請の場合は外国からの移民と同じ扱いで外国人警察に深夜2〜3時頃から12時間以上何度も並ぶ必要があります。またこの際の書類の提出は在スロバキア大使館の資料によると英語でいいとされていますが、大使館が外国人警察とその情報を共有できておらずスロバキア語ONLYと自称する職員がスロバキア語の書類しか受け取らないため、現地での申請のためにはスロバキア人の友達についてきてもらうことが必要不可欠でした。外国人警察は平日しかやっていないので学業に支障を出さないようにするためにも国内での申請を徹底しましょう。)
その他、夏休み休暇の間にしないといけなかったこと、したことについてはトピックを改めて下記に記したいと思います。
『余暇の過ごし方 夏休み編』
その他、夏休みにしなければならなかったことは引っ越しです。というのも日本では入学式が4月ですが、こちらでは後期セメスターのテストが6月に終わり入学式が9月のため、6月末に多くの学生が寮から退出します。もちろん9月からまた日本からの交換留学生として寮が受け入れてくれますが、それまでの間生活する場所を探す必要があります。そのため引っ越しは絶対で6月末日には明日から清掃が入るからという理由で退出を迫られました。
ただ寮の留学生デスクにて事前にお金を払い夏休みの部屋をキープしてもらうと、他に住むとこを探さずとも夏休みに寮で生活することが可能です。このキープを忘れると本当に住む場所がなく寮から一時的に追い出されるということになるので気をつけましょう。具体的には現地の留学生デスクにて夏料金を先払い(3ヶ月前にはできる)をしておく必要があます。
その一方夏休みの暇な時間は、英語学習や寮でできた友達との交流、一人旅行などに充てることができます。まず英語学習については、大学での授業が一切なく多くの留学生が寮から自国に帰ってしまう夏休暇の期間は自分で英語を勉強する必要が出てきます。その際、現地で教材を買う場所としては、旧市街の”Oxford Bookstore” がおすすめです。売られている商品はすべて英語なので、英語の教材を用いて英文法などの勉強をすることが可能です。またスロバキアの図書館にはあまり英語の本が置かれておらず英語の小説などを借りることはできないので、リーディングの力をつけたいのであればこの Oxford Bookstore を利用するのが良いでしょう。また長い夏休み期間を計画的に過ごすためにも、日本からお気に入りの参考書や日本語の教材を持参するのもありかもしれません。
次に旅行について、6月末―7月初めにイタリア旅行に行ってきました。イタリアはウイーン国際空港から1、2時間程度で行ける国なので旅行先としてはおすすめです。また、イタリアからスロバキアにエラスムスの学生として勉強しに来ている学生と寮仲良くしていると、おすすめの観光スポットなども教えてくれます。
イタリア旅行を含む夏休暇の使い方については8月のレポートにも記載したいと思っています。写真 ↓ (イタリア旅行・ローマ)