私が前期に受講している科目は「Japonés」と呼ばれるスペイン人の生徒が日本語を学ぶ授業のチューター役となり、わからないところ(単語の意味・文法等)を教えてあげたり、発音をなおしてあげたりします。この授業ではスペイン人のなかでも日本語の実力に差があり、きちんと予習をして授業に臨んでいる生徒もいればそうでない生徒もいます。日本語の文法についてよく聞かれるのですが、こちらもスペイン語で答えるためすごく説明するのが難しいです。しかし、日本語の授業では知り合いができるため一緒に遊びに行くこともあります。他の留学生向けの授業は聴講に行ったのですが、先生のスペイン語が早く着いていくのが大変ですが、「Japonés」はその分日本語の授業なので受講しやすいです。また「castellano」と呼ばれるスペイン語の授業は授業前にクラス分けテストがあり、クラスが振り分けられます。私のクラスでは、日本で既に学習した文法からそれを用いてクラスメートについてお互いにインタビューして発表したりします。そしてもうひとつ受講している授業は「Tandem」と呼ばれる授業で内容は、日本語を勉強しているスペイン人の学生と日本人がグループを作って互いの文化・興味のある事柄について話し合いプレゼンテーション・映画作成等を行います。この授業に関しては課外活動のような扱いになるので単位は大学から出ませんが日本について興味のあるスペインの学生と関わることのできる授業です。ただ、授業だけでは少し物足りないと感じる場合は「SIM」と呼ばれる大学に隣接する(少し歩かなければならない)語学学校で補うことができます。(授業料は約550ユーロ)
カルチャーショックについて
やはり一番感じたのは「シエスタ」です。大きい町ではあまり影響はないのですが、最寄にありよく利用する「Condis」は2時から5時頃まで店が閉まるため、こちらに来て当初はすごく不便に感じました。また日曜日はバルセロナ市内に関しても飲食店等以外はあまり開いていないので外出しても日本の感覚で買い物を楽しむことは難しいです。ランブラス通りの一番先にあるバルセロネータの近くにあるショッピングセンターは日曜日にも開いていました。(fiestaの後等もお店がほとんど閉まってしまうことがよくあります。)また、こちらにきて私はすぐに学生証がもらえるものだと思っていましたがまだもらえていません。学部の掲示板を見て名前があれば窓口でパスポートを提示しすぐにもらえるのですが、私の名前は一ヶ月たった今でも掲示されていません。他の同じような状況にある留学生がそれを見かねて窓口で聞くとIWPでもらえるということを聞き、私もすぐに行ったのですがその場ではもらうことができませんでした。このようにスペインでは人によって取らなければならない手続きが違ったりするので大変です。他にはスーパーや衣料品店等で買い物する機会は多々あると思いますが、そのなかで レジに並ぶときに日本ではあまり見ない行列に出くわすことがあります。また、こちらに来る前に意識していた「チップ」の文化ですがそれほど払う機会は無いと感じました。飲食店等で席を準備してもらったり、+αのサービスを受けたときにおつり分を置いていくぐらいでいいです。そして、バルセロナの気候についてですが雨はほとんど降ることがないです。朝晩を除いてはこの時期は日本と比べて暖かく過ごしやすいです。ですが、気温差がすごく激しいので昼に暖かいのでTシャツ一枚で出かけて帰りが肌寒いと感じて家に帰ったことが何度かあるので気温差に気をつけてください。
自由テーマ
「履修登録」についてですがUABでは10月過ぎに手続きができます。大学のオリエンテーションで履修登録についての説明がされ個人に登録日と時間が割り振られ各自「Gestio Académica」と呼ばれる翻訳学部のオフィスで履修登録用紙・パスポートのコピー・証明写真・海外保険のコピー等の必要書類を提出します。9月中旬頃に大学から履修登録等に関する情報がメールで送られてきますので注意深く読んでください。また、9月末になるとcastellanoのクラス分けの結果と履修登録についての具体的な情報が記載されたメールが来ます。オリエンテーションで聞いた日程と違っていたりするので、常に新しい情報を手に入れて間違いの無いように気をつけてください。また、履修登録には変更期間があり、その期間なら登録したものを取り消すことができます。追加については前々年の先輩のマンスリーレポートに書いてあるように難しいようです。