Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リバプール・ジョン・ムアーズ大学
2011年9月号 文学部 M.I

◆この一年を振り返って

この1年、早すぎてびっくりしています。常に勉強だけでなく、もっともっと何かしようという意識の元で日々生活をしてきました。気持ち的には焦りからなのか、なかなか満たされるということはなかったのですが、今振り返ってみると、あれもこれもといろんなことに挑戦してきた自分がいることに気づきました。正直悩んだ時期も多かったと思います。なぜなら、自分自身でモチベーションを常に保つというのは大変で、文化を理解したうえで人とコミュニケーションをとるのも大変、それにすべてがいつもうまくいって楽しいことばかりというわけではないからです。しかし、そういう時に、自分で考え、またいろんな人に支えられて、答えをだしてきたからこそ、自分の成長につながったのだと思います。

また、ここにいる間に東北地方太平洋沖地震が起こり、日本人の強さなどを強く感じたと同時に、日本は他の国の人々にも支えられているんだということを目の当たりにしました。おそらく日本にいたら見ることのできない海外の現地の人々の取り組み、思いを自らの目で見ることができました。やはり、国が違って文化や言葉も異なるのですが、人というものは根本的に一緒であって、どこかで繋がり、支えあっていて、ある意味世界は狭いなと改めて思いました。

今回の留学以前は、自分の中での海外志向がとても強く、とりあえず未知の世界を知りたい、英語を話したい、文化の異なる人とコミュニケーションを楽しみたい、と憧れと好奇心で溢れていました。その時は日本にいることが当たり前だったので日本より海外!と自国に目を向けるということをあまりしていなかったと思います。留学したことで日本でもできること、日本でしできないこと、日本人独特の素敵な面、様々な角度からの日本を見る機会を得ることができ、日本を誇りに思えた気がします。

また、勿論今でも海外に対する好奇心、興味、異文化に触れる楽しさなどまったく衰えていないのですが、良い意味で自分の中の海外(特に今回はヨーロッパ、イギリス)への”特別なもの”という感覚が少し薄れてきた気がします。それは自ら経験して知識がつき、未知の状態から、具体的に見えてきたからだと思います。やはり知らないものにたいしては勝手なイメージ(良いも悪いも)などがあるので何かしらの壁を無意識に感じてしまうところがありますが、このようにして自分で実際に経験して、差を感じ、それを受け止めてることで国際理解というものに繋がるのではないかと思います。

 

 

最後に、一緒に住んだハウスメイト。一番お世話になって、一番一緒にいた時間が長くて、思い出もいっぱいです。

みんな本当に家族みたいで、最高の友達です。そしてここが私のイギリスの居場所です♡ I love SMITH DWON ♡
◆帰国後
VISA自体は2月の下旬まで有効なので最大限にイギリスにいたいというのが本音ですが、就職活動のため、1月の頭に帰国することにしました。帰国して即行活動開始です。すでに秋頃からの説明会を逃してしまっているので気持ちを切り替えて取り組みたいです。英語力においてはTOEICなどのスコアに表して示すことはできます。しかし、英語力も実際英語圏内に行ってしまえば、ただの普通の人です。英語が話せるなんて武器にもなりません。なので、英語力は勿論のこと、この一年の経験から得たものが大切になってくると思うので、それらを糧に臨みたいと思います。
また、1年の留学をしたとはいえ、個人的に語学力においてはまだまだ足りないと感じています。もっと積極的に、自ら国際交流の場を探したり、アルバイトで英語を使う場を探したりするつもりです。英語を学ぶ環境は自分から探せば日本にいてもあるものです。留学が終わって終わりという風では意味がなく、帰ってからどのように過ごすかも大切なことだと思うので、日本でもまた、自分の能力を伸ばすために力を惜しまず頑張りたいです。また、私がリヴァプールにいる時に友人にしてもらったように、私自身も日本にいる留学生、友人にもっと日本のいいところを知ってもらえるように、そして彼らの日本語学習を少しでも助けてあげられるようにしたいと思います。
そして!一つ言いたいのが、これから留学行かれる方でLong distance Loveになる方へ。
1年の遠距離恋愛は可能です!♡頑張ってください!
帰ったら大好きな彼氏と友達と家族に会って、おいしい日本食を食べたいです。そして、イギリスのチップスとアルコール達で増えた体重を戻します!(笑)
 
龍谷大学をはじめ今年1年私に支えてくれたみんなに心から感謝します。ありがとうございました!