Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2018年5月号 国際学部 N.Y

授業について

クラスは全部で8クラスあり、1クラスの人数は10人から20人前後です。筆記と口試を入学後に受け、クラス分けがなされますが、後からクラスを変更することも可能です。生徒は、2月入学の自分たちとは違い、やはり9月入学の、2月時点ですでに留学生活を半年終えた生徒が多いです。教科は基本的に5つあります。授業の進め方は先生によって様々で、時々行われるクラスの飲み会(私のクラスは人数が比較的少なく、仲がいい方です)で、先生や授業に対して友人たちと意見交換をしたり、授業内容に関して助け合ったり、本当に楽しいです。また、クラスにはドイツ、ロシア、フランス、デンマーク、ニュージーランド、オーストラリア、韓国など様々な国籍の生徒がおり、授業の内容に沿って各国の場合はどうだとか、日本語の単語を教えたりだとか、教えてもらったりだとか、中国語が拙くうまく伝わらずになんとも言えない気分になったりもしますが、言語以外にも学ぶことが多く、これも留学の醍醐味のような気がします。

自由テーマ(授業が始まって感じたこと)

英語教育の上でもよく言われますが、日本人はスピーキングを苦手とする人の割合が目立ち、それは中国が学習の上でも然りです。中国語の場合は、漢字を見慣れているという日本人の性質も伴い、机に向かう文法や長文読解においての実力、あるいは教科書のレベルと、実際の授業での応答やリスニングにおいての実力のギャップに、初めの何週間本当に悩みました。他の生徒は半年前からの実践でリスニングやスピーキング力にすぐれ、反対に彼らは漢字に慣れていないことから、教科書の内容や漢字については簡単だと感じることが多いのに、応答では上手く自分の思っていることが伝わらない、このギャップに苦しみました。クラスが分けられた当初、教科書の本文の簡単さはもちろんのこと、自分が半年以上前に合格したHSK4級に、今から挑戦するという人ばかりだったことから、これから先の半年を無駄に過ごしてしまうのではないかと不安でした。しかし今では、クラスのレベルを上げず、自分個人でする勉強にも授業にも平等に時間をさけてよかったなと思っています。自分の置かれた環境で、いかに努力をするかで、結果は変わってくると思います。これからも、結果を求めて努力していきたいと思います。