Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中央民族大学
2018年5月号 経済学部 S.T

授業紹介

中央民族大学の授業の様子を紹介したいと思います。私のクラスでは、総合、口語、聴力、閲読の四つの授業に加え、現地の大学生が先生となり教えてくれる補講の授業があります。総合と口語の授業は週に四回、聴力、閲読と補講の授業は週に二回です。

字数制限があるためこの記事では授業数の多い総合と口語を紹介したいと思います。総合の教科書では、各課に長文(対話形式のものが多いです)と場合によって短めの文章が載っています。その内容は実生活に密着した実用的なものです。そのため、課ごとに暗唱テストを行い授業内容の定着を図ります。

次に口語の授業は “話す”ことを目的とした授業で、日本人が一番苦手な授業です。日本人は中国語の読み書きは比較的得意ですが失敗を恥ずかしがったり、積極性に欠ける傾向があるので先生にあてられても最低限しか話さなかったり、言葉に詰まっている間に別の子が答え始めたりと、クラスに三人いる日本人は皆初めのうちはなかなか話すことができませんでした。

しかし、学校外の中国人と話す機会があると実感しますが、私達の中国語が下手でも言葉に詰まっても最後まで聞こうとしてくれるのは先生や友達だけです。面識のない中国人ならしびれを切らしてしまいます。つまり授業は中国語が下手な私が最後まで自分の言いたいことを言える数少ない機会の一つです。そう考えると話さないともったいないと思うようになり、最近では“とりあえず話す”を目標としています。

 

写真は使っている教科書と教科書内で見つけた少し面白い日本語です。


 

中国旅行での注意点

この五月に内モンゴル旅行に行ってきました。

私は留学前から、内モンゴル出身の友達がいたり、砂漠や草原でラクダや馬に乗ることに憧れがあったため、内モンゴルはどうしても行きたい旅行先の一つでした。そこで私は友達数人と一緒に、内モンゴルツアーに参加することにしました。

自力で行くのではなくツアーに頼ることの利点として、ラクダや馬に乗るプログラムが組み込まれているため自分で予約する必要がない、バスで連れて行ってくれるので自分で足を考える必要がないなどが挙げられますが、中国において外国人がツアーを利用する際の最大の利点は宿泊先を用意してくれることです。

なぜなら中国には外国人不可のホテルが多いため、私たちが確実に泊まれるところを探すのは意外と大変です。前に一度ツアーを使わずに旅行したことがあるのですが、ホテルに電話し外国人でも泊まれるかどうかを聞くと断られることが多く、旅行前から心が折れそうでした。またこれは私の友達の話ですが、電話した時には外国人可と言われたのに、実際行ってみると「電話にでたのは妻だからホテル経営に詳しくない」などと言い訳されて拒否されたようです。

そのほかの注意点としては、時として旅館にはタオルやドライヤーがないので持参しなければいけないことや、水が出ないまたは汚いことが多いなどの点が挙げられます。

皆さんも中国旅行する際はこのようなことに注意して楽しんでください。

写真は内モンゴルで泊まったモンゴル族の家風のホテルとラクダです。