<危険やトラブルについて>
ヴィリニュスで生活を始めてから大きなトラブルに出会ったことはありません。夜中に出歩くことができるぐらい安全な街です。
しかし京都とは違い、物乞い(お金)やペットボトル、瓶をゴミ箱から探しているホームレスを毎日様々なところで見かける点は、不気味に思います。数回、ホームレスの人に「お金をめぐめ」のようなニュアンスの内容をリトアニア語で話しかけられたことはあります。冬の時期になると、体感気温がマイナス10℃以下になる日もあるため、薄い服で凍えながら両膝を氷のように冷たい地面に膝をつき、両手を前にだしてお金を求めています。決して、お金を渡してはいけません。父親が警察官のリトアニア人の友人によると、恵んだお金はそのままお酒にかわるそうです。
英語が母語ではない国に留学すると、言語関連での小さなトラブル(ex;看板に書いてある内容が理解できない。店員に話しかけづらい。etc…)は、ほぼ毎日のように起こります。しかしながら、すこしでもリトアニア語を話すことができると、現地の人との距離が近くなります。私も実際に、スーパーでおばあちゃんにリトアニア語で話しかけたとき、彼女はとても驚いていましたが、嬉しそうな笑顔でした。
危険やトラブルの内容は、国によってさまざまですが、そのトラブルを楽しく乗り越えられる強い気持ちがあれば、どこでも生活ができると私は思います。
<リトアニアのクリスマス>
リトアニアのクリスマスは、カトリック教ということもあり、日本よりも盛大に行われています。
期間は約一か月以上のクリスマスシーズンで、12月1日のBell Tower の前にある大きなクリスマスツリーの点灯式から始まります。毎年、リトアニアの第二の首都であるカウナスと首都のヴィリニュス、どっちのクリスマスツリーが美しいか秘かに競われている傾向があります。ヴィリニュスの2017年のクリスマスツリーは、世界一美しいクリスマスツリーに選ばれました。今年は、残念ながらバルト三国のエストニアのクリスマスツリーが世界一に選ばれました。
バルト三国は、バスで旅行することが可能なので、私自身もバルト三国クリスマスツリーとクリスマスマーケット巡りを楽しみました。どの国も雰囲気が異なりとても楽しかったです。
リトアニアの伝統的なクリスマスの祝い方は、12月24日に12種類のお肉を使わない料理を家族と一緒に食べるということです。日本の場合、クリスマスは、彼女や彼氏、友人と過ごすイメージが強いですが、リトアニアでは、家族との時間という考え方です。日本でいう新年のお正月と似た考え方だと思います。リトアニアの正月は、学生は友人とお酒を飲んで楽しむという傾向だそうです。
日本とは全く違う、カトリックの国で楽しいクリスマスを過ごされたい方は、リトアニアをお勧めします。