Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2018年12月号 国際学部 Y.M

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

バルセロナの中心街はスリが多いということで有名です。特に、日本人は標的になることが多いです。日本人のパスポートはとても盗まれやすいため、普段はコピーを持ち歩いています。

私も被害に遭いそうになったことがあります。夜のサグラダ・ファミリア付近の駅のエスカレーターで、後ろの人がすごく近くにいる気配を感じ、その人から急いで遠ざかったのですが、カバンのチャックが開いていました。幸いにも何も盗まれてはいませんでした。

日本人の知り合いの留学生の2人も、バルセロナに来て間もないころにスマートフォンを盗まれていま す。そのうちの1人は、メトロで中年女性の手がドアに挟まり、助けている間にポケットから盗まれたそうです。その手を挟まれた女性もグルだったのではと思われます。その他にも、液体をかけられて、それに気を取られている間に物を盗まれることもあるようです。

注意するだけでは防げないスリもありますが、カバンは肌身離さず前側に肩に掛けることが必須です。ポケットにスマートフォンなどをしまいがちですが、カバンの奥深くにしまうことを心がけ、警戒心を持って行動する必要があります。

大学や、郊外の電車やスーパーでは、中心街ほど警戒する必要はありませんが、荷物の管理は徹底することに越したことはないです。

 

バルセロナの交通機関について

私が住んでいるバルセロナ自治大学(UAB)のVila(寮)の最寄り駅は、Bellaterraです。ここから中心街に行くには、FGCという電車で約35分かかります。あまり日本の電車で乗り物酔いすることはありませんでしたが、この電車はすごく酔いやすいです。体調がよくないときは、酔い止めの薬を服用しています。

チケットは回数券も販売されていますが、私たち学生はT-Jove(3か月間区間内のタクシー以外の交通機関を使い放題な定期)を購入している人が大半です。現在の価格は142€(約18,500円)ですが、2019年からBellaterraの区間が変更するため、価格は安くなります。T-Joveのおかげで行動範囲も広がりますし、私は最低でも週に4回は交通機関を利用するので、必要不可欠です。

スペインの電車は遅れるイメージがありますが、実際のところは時間通りに来ます。BellaterraはFGCという電車しか通っていませんが、中心街では歩ける距離でも電車が通っています。

バルセロナ空港まではレンフェという電車と、地下鉄と直行バスが利用できます。Bellaterraから空港まで電車で行くと1時間半もかからないため、旅行は飛行機を利用することが多いです。FGCは比較的安全ですが、地下鉄や電車はスリが非常に多いため、荷物管理は徹底する必要があります。


Bellaterra駅で撮影したFGC