この留学を振り返って
1年のこの留学生活は、とても短いものでした。今振り返ると1年前のことを昨日のことのように感じます。留学に行く前、中国は私にとって未知の国でした。日本とは全く違う文化の中で親元を離れ暮らしていくことは簡単ではありませんでした。しかし最初は現地で日本人同士で助け合って、段々慣れていきました。私にとって“留学”とは小さいころからのぼやっとした憧れでした。大学は農学部という選択をしました。“留学”とは少し違うレールに乗っかり、大学生活を普通に過ごしていました。2年生の後期から自分で中国語を勉強し始め、そんな時この交換留学制度を知り、このチャンスを逃したらおそらく次はないと思い、本当に突然留学を決意しました。突然の決意に対して親も快く私を応援してくれました。語学の点からいうと私にとって1年は足りないです。今やっといいところまできたレベルも日本に帰ってはまた忘れてしまうんだろうなと思うと、もう一度留学したいという気持ちがあります。
語学だけでなく、色々な経験がこの1年でできました。大学生活で1番充実した1年であったと思います。私は旅行が好きで中国はとても広くて行けていない場所もたくさんありますが、この1年で訪れた場所も少なくはないと感じます。特に10月に新疆ウイグルに行ったのは、中国内での初めての1人旅で少し緊張しました。思う通りにいかなかったり中国の方々に助けてもらったりして、自分自身少し強くなったきっかけであると感じます。このような貴重な経験ができたのも、この交換留学制度のおかげであり、周りで私をいつも心配し支えてくれた人、親にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
雲南旅行
11日のテストを受け終わった後、そのまま雲南に行きました。約1週間の旅行でした。前期の教科書で雲南省昆明にある翠湖のあるおじいさんと渡り鳥の物語を読み感動し、行ってみたいという思いが強くあり、最後の留学期間で行くことにしました。雲南省はこの時期気候はわりと暖かく、しかし夜と朝、昼の気温差が激しく、何度か風邪をひきました。雲南は米线や鲜花饼(中にバラのジャムが入ったクッキーのようなもの)が有名です。おいしすぎて私は1週間の間に何回も食べました。中国に訪れた際はぜひ雲南にも行ってみてください。
渡り鳥とおじいさん(吴庆恒)の銅像
九乡(この場所は行きにくい場所ですが行く価値はおおいにありです!とってもきれいです。)
玉龙雪山