Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2018年12月号 国際学部 N.Y

試験について

語学留学生のテストは、中間テストと期末テストに分かれています。中間テストは10月半ば、期末テストは1月前半から半ばにかけてです。教科としては、5つ(精読、口語、作文、閲読、リスニング)があり、それぞれテストがあります。しかし、作文については期末テストのみでした。また口語は、筆記とスピーキングテストに分かれていますが、スピーキングが比重の重さを占めています。それぞれの教科で、平常点が20%、中間テストが30%、期末テストが50%の割合での成績決定が一般的のような気がします。もちろん先生によって変わりますが、だいたいこれくらいです。

また、中間テストは、1週間のテスト期間の間に、平常の授業も行いながら、各教科の授業のうちの一限をテストにあてる、という形です。しかし、期末テストは、テスト期間中、平常の授業は執り行なわれず、一日1つのみテストが行われるので、時間的にとても余裕があります。その後、成績も比較的早く出るのでとても助かります。来年2019年の1月に実施される期末テストは、1月7日〜11日の1週間で執り行なわれる予定です。また寮については、20日が定められた退寮日なので、テスト後に余裕があってとても助かります。

中国の医療について

一年という比較的長い時間の留学において、心配されることが多いのが、医療についてでしょう。日本にいる時は言語も当たり前のように通じ、保険もあり、小さい頃からのかかりつけ医院があったりと、不安になることはそうそうありません。しかし語学を軸として学ぶ交換留学生として、海外に長期間派遣される場合において、言語が伝わるかという不安から始まり、保険料についても、外国人としてその国に滞在するため、高額ではとの不安があり、あるいは全く環境の異なる場所での生活に体調を崩すのではとの不安もあるかもしれません。龍谷大学では、交換留学に指定の保険に入ることが義務付けられていますが、実際その国に行ってみると、いくら日本で説明を受けていても、この症状は本当に保険適用内かと不安になるものです。

しかし北京には、日本人に特化した病院がいくつかあり、今回はその中でも人民大学に近く、私(そしてその他の人民大学へ留学中の日本人学生たち)がよく使う病院を紹介したいと思います。北京优合クリニックというところで、人民大学内の留学生寮から自転車で15分ほどです。建物もとても綺麗で新しく、清潔感があります。そして何より、日本語可能なスタッフの方々数多く在籍しており、とても安心です。日本語の上手なスタッフの方がおり、その方とウィチャットを通じて予約を取ることができ、対応もとても早く、こういう症状が出た、これは保険が効くのか、など、様々なことを気軽に相談できます。正直日本で加入する保険はそれなりのお値段がするので、我慢せず、少しでも不安なことがあれば病院に行く方がいいと思いますし、スタッフの方が、こういう症状でも実は保険がききますよ、と積極的に発信してくださり、本当に助かっています。主な保険の対象となる症状は、風邪、下痢、腹痛、頭痛、生理痛、生理不調、腰痛、不眠症、皮膚の乾燥(感冒、腹泻,腹痛,头疼,痛经,月经不调,腰疼,失眠,皮肤干燥等等)などだそうです。

環境が変わることは、考えているよりも身体に影響が出やすいと、今回の留学で思い知りました。中国は日本とも近いですが、乾燥がひどく、また水も日本ほど綺麗ではないので、肌の弱い私はすぐに肌のトラブルに見舞われました。しかし、病院が近くにあり、しかも日本語が通じ、対応もしっかりしており、薬までもらえるので、なんとか留学生活を無事に終えられそうで、安心しています。留学先をきめるときには、医療についても調べるのが吉ではないでしょうか。