環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)
私は外宾楼という寮に住んでいます。学内にはもう一つ、学思院という寮があります。部屋は私が想像していたより広く、バスルームやベッドなどとてもきれいで使いやすいです。部屋にキッチンや洗濯機はありませんが、外宾楼の2階に洗衣房と烹饪房、つまり共用の洗濯機とキッチンがあります。7:00~21:30まで開放されているので、料理や洗濯をするときはそれを利用します。また、ルームキーパーの方が毎日部屋の掃除をしてくれ、週に一回ベッドのシーツの取り換えなども行ってくれます。部屋の電球が切れたなどのトラブルがあった場合も、1階のフロント又はルームキーパーの方に言えばすぐに対応してくれます。1階にはレストランもあり、少し値段は高いですが三食そこで食べることもできます。
言語留学生の授業は主に南大楼という校舎で行われます。キャンパスは大きな道路を挟んで東と西に分かれており、南大楼は東側、寮は2つとも西側にあります。キャンパスには多くの建物がありますが、留学生が利用するのはオリエンテーションで利用した对外汉语学院、留学生中心とこの南大楼がほとんどだと思います。キャンパス内は多くの植物が植えられており、散歩をするととても気持ちがよいです。また、サッカー場1面分の運動場やバスケットゴールがずっと解放されており、体を動かしたいときにはそれを利用することができます。
学内にはスーパー、食堂に加えて散髪店、クリーニング店、携帯修理店など日々の生活に必要なお店がほとんどあります。
お金について
私は中国への送金用に日本に支店がある中国銀行(Bank of china)で事前に口座を開設していました。関西では大阪にしか支店がなく、そこまでいかないと口座が作れません。しかし、日本で日本円をその口座に入れて、こちらの大学内にあるATMで人民元として引き出すということができるので、すごく重宝しています。
中国では支付宝(Alipay)やWeChat PayなどのQRコード決済がかなり普及しており、私が普段お金を使う時はほとんど支付宝を利用しています。学内外を問わず、また飲食店やスーパーなどはもちろん店舗のない屋台でも、ほとんどのお店が対応しています。アプリ内で交通カードを取得することで地下鉄やバスなども決済することができ、映画のチケット、飛行機や火车などを予約する際も専用アプリと支付宝を連動させれば予約から決済までを完了させることができます。これらのQRコード決済は、現地の銀行口座とアカウントを紐付けることで、使用するごとにお金が口座から引き落とされるという仕組みになっています。なので、使用する場合は現地で銀行口座を開設しなければなりません。私が日本で作った中国銀行の口座・キャッシュカードの形式は中国銀行のものとは異なるらしく、支付宝との連携には使用できませんでした。そのため、現地の中国銀行で新たに口座を作り、そちらを連携させています。
現地で銀行口座を作る際には、銀行にもよるようですが、パスポート・運転免許証などの身分証明書(自国のもの)・留学先大学の入学許可書などが必要です。私は事前に口座を作っていたためか、身分証明書の提示は求められませんでした。