*冬休みについて*
今回、友達がほかの国へ旅行するのをうらやましいと思いながらも、冬休みをカルガリーで過ごしました。僕が訪れた場所や、日本ではなかなか出来ないであろうゆったりしたカルガリーの生活を紹介していきたいと思います。が!
冬休みの前には、12月12日から21日にかけて長く辛いFinal試験がありました。日本とは比べものにならないほどの勉強量だったと感じています。出発前に聞いていた通り、カナダは教育レベルが高いのだと、期末試験で改めて実感させられました。しかし運よく一つも単位を落とさなかったので一安心。
そんな辛く長い試験が終わると、ほとんどの学生は自分の国に帰ります。なぜなら、クリスマスという一大イベントが近づいているからです。日本人にとって、クリスマスは家族というより友達や恋人と過ごしたり、またはアルバイトをしている人を多く見かけますが、カナダではほとんどの人が家族で過ごす大切な日のようであり、まるで日本の正月だな、という印象を抱きました。一方、こちらの正月は、友達とパーティーをしたり、飲みに行ったりという感じです。僕はクリスマスイブの日、寮に残っているみんなで料理を持ち寄ってパーティーをする、ポットラックというのをしました。そしてクリスマスの日は、友達の家のディナーに招待してもらえ、二日間、とても楽しく貴重な時間を過ごせました。そうして、寮はもちろんのこと大学でさえも、もぬけの殻状態。普段ルームメイトは部屋でゆったりしたい人が多かったので、僕以外みんな出て行ったのをいいことに、部屋で大声で歌ったり、寝る時はソファーをくっつけてリビングで寝てみたり、普段しないようなことを家の中で探しては楽しんでいました。
次に、訪れた場所を簡単に振り返ります。大学から歩いて15分くらいのところに、そりすべりができる丘があります。家族連れで来る人が多く、その時は大学生が僕たちだけだった気がします。しかしいざ滑ってみると、そのスピードの速さに虜になりました。あんなスピードのそりすべりは初めてだったのでまた行ってみたいです。次は、およそ200メートルの高さを持つカルガリータワー。1時間に360度回転するレストランがタワー内にあり、カルガリーの街並みをを一望できます。僕はディナータイムに行ったのですが、一面に広がる夜景に言葉も出ませんでした。(笑) さらにその上の展望台では、一面ガラス張りのスポットがあり真下が丸見え。少しフォーマルな雰囲気だったので大切な日のディナーにオススメだと思います。
そして、ダウンタウンから歩いて行けるPrince’s Island Parkという大きい公園。冬になると、池が凍りスケートリンクが公園内に現れます。しっかり手入れされているところだけが使用可能ですが、みんな自分のシューズを持って無料スケートを楽しんでいました。僕はスケートシューズを持っていなかったので、ただ歩いただけなのですが、それでも十分ウキウキしました。公園の真ん中に1つのレストランカフェがあり、そこで最近買った本を読みながら、のんびりとした時間を過ごしました。一人歩きが好きな僕にとってはいい場所です。続いて、オリンピック開催地で有名なCanada Olympic Park。ジャンプ台から見る景色は素晴らしいと言われていますが、そこに行けるのかは定かではありません。ここにはスノーボードをしに行ったのですが、初心者にはぴったり、中級者上級者には少しもの足りないかな?という感じです。しかし頂上から見る景色も良く、値段も安い、そして大学のすぐ近くから直通バスが出ているので、簡単に行くことができます。
それから、ブロードウェイミュージカルも見に行きました。大学から電車で5分ぐらいのところにシアターがあり、美女と野獣を見ました。本場ではないものの、何度も鳥肌が立つクオリティーです。日本のミュージカルは繊細さの中に大胆さがあり、海外のミュージカルは大胆さの中に繊細さがあるのかなと僕は感じました。さらに、今や日本ではよく見かける食べ放題。こちらでも何度か行きましたが、焼肉、しゃぶしゃぶ、中華料理や日本食と、やはりアジア食の店でしか見られないような気がします。そして飲み放題は残念ながらありません。こういったところは、セルフサービスシステムが多く、日本のサービスの質ってとても高いなと感じました。最後に、何度か現地の友達の家に行かせてもらう機会があったのですが、なんといっても家の大きさが日本とは比べものになりません。寒くても室内で大勢集まることができ、土地が広いカナダらしさを感じました。あっという間に終わった3週間。新しい発見もたくさんあり、なんともゆったりした素敵な冬休みでした。
(写真左は、カルガリータワーの外観です。写真右は、ポットラックをしたときの料理です。)