Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2019年7月号 文学部 R.O

【この留学を振り返って】

私にとって今回の留学は初めてのヨーロッパでした。
バレンシアに着くと、外壁には落書きばかりで、想像にあった白い家が立ち並んだ町景色とは違っていたため、治安は大丈夫だろうかと不安になりました。また、天候の面に関しても、スペインは毎日カラッとした快晴である印象を持っていましたが、私が来た当初9月は土砂降りの大雨が降り、雷の激しい日が続きました。
後々、バレンシアで過ごすうちに、バレンシアは美しく健康的な街であり、外壁の落書きもヨーロッパでは一般的なことで、天候も基本的に快晴続きで過ごしやすいことがわかるのですが、最初のバレンシアの印象は新生活の不安を煽るような印象が強いものでした。
バレンシアに着た頃に迷った道やお店は次第に馴染みのある場所となり、今やバレンシアの至る所に思い出があります。良い友人にも巡り合うことが出来ました。もちろん辛いこともありましたが日本に帰ってきた今は整理もつきました。戸惑うことや無知さを露呈する場面もあり、猛省しなければいけない点もいくつかあります。それでも、留学しなければ無かった経験や事実に基づく考えを持つことができ、今後の糧となることを確信しています。私は、また新たな目標を持ち、バレンシアを訪れたいです。

今回の留学では、サポートしてくださった人達のおかげで、私は必要以上の心配や苦労なく今回のプログラムに参加し、留学先の生活に集中することが出来ました。そのことに対する感謝、そして今回の留学で感じたことを忘れないようにします。

 

【留学経験をどのように活かすか】

1.所属した学部(Comunicació Audiovisual)で学んだことから
映像や写真についてこれから深く学びたいと思うようになりました。
私は留学先の所属学部で映像や写真を勉強する人達と出会い、自ら動画や作品を作っているところを見る機会が何度かありました。私自身が現地の友人のインタビュー映像に日本人留学生としてインタビューを受けたこともありました。その動画は何人かの日本人学生がバレンシアでスペイン語学ぶことを知るきっかけになったそうです。その時、私は映像が人々に与える影響の力を実感しました。今まで出会ってこなかった分野を勉強する人達と知り合ったことで、映像や写真に関する業界に対する現実味も増しました。今回の留学をきっかけとし、勉強を続けていきたいと思います。

2.日本とスペインお互いの認知の低さから
私は、バレンシアで出会った人との関わりから、日本という国は非常に珍しいもので、歓迎はされているが、私が想像していた以上の興味は持たれてないと感じました。中国や韓国など他の東アジアの国と混沌して覚えている人などをよく見ました。また、日本にとってもスペインは日本と関わる他の国と比べて印象が薄いように思います。私は日本を海外に、スペインを日本にお互いの素晴らしい点、リアルな情報を発信したいと思うようになりました。日本を長期間離れたことで再確認したアジアの特色や、スペインで生活するうえで気づいたことなどを活かしていこうと思います。両国に情報を伝える上で、留学先で身に付けたスペイン語が非常に役に立つと思っています。