①持ってきてよかったもの
私が持ってきてよかったと思う物の一つは本です。小説などの読書用のものから各種検定用のテキストまで「一応持っていくか」くらいのつもりで数冊持ってきていましたが、今、持ってきて良かったと非常に強く感じます。私が住む学生寮は中心部からバスで1時間弱ほどのスーパー以外何もないような場所にあるので、学校から帰ってきて夜することが無い時や休みの日に街に出かけるのが億劫な時などの隙間時間にこれらの本が役に立ちます。また、TOEFLの検定対策などのテキストは日本でできる勉強なのにわざわざ留学中にやらなくてもいいやんと思う方もいるかもしれません(実際にそう言っている人がいました)が、私は必要であると考えます。この交換留学は正規留学であり、さらにヨーロッパの学生が大多数を占めるヴィリニュス大学では留学生用の英語のスキルを伸ばすような授業はありません(ヨーロッパの学生たちの英語のレベルはかなり高いです)。したがって課題で大量の文献を読んでこい!と言われた時のために、個人で授業とは関係のないところで学校の課題をこなすための勉強をしなければいけません。渡航前にできるだけスキルを高めておくことももちろん大事ですが、授業と並行しながらスキルアップのための勉強も続けていくとより効果があるのではないかなと思います。私の場合、特にTOEFLの対策テキストは学術論文が問題で取り上げられているので課題として出される論文を読む手助けになっています(学校からの課題はほとんど授業で取り扱う学問分野の論文を読んで理解しておくというものです)。
②リトアニアの病院について
先月の12月号で歯科を利用したと述べましたが、今月も病院にお世話になる機会がありました。今回は歯科ではなく外科がある総合病院で、急に38度以上発熱したために受診しました。発熱したのはお昼頃でしたが、私がしんどさに我慢できなくなったのが早朝5時頃だったのでその時間から病院を探すのに大変苦労しました(実際に苦労したのは私ではなく運悪くこのタイミングで私を訪れてくれていた姉でした)。24時間受付で英語対応が可能な病院が1件見つかり診察を受けて薬をもらうことができました。リトアニアで病院を探す際は必ず英語対応が可能であるかどうか確認しなければならないので注意が必要です。診察に必要なのはパスポートとお金です。診察代と処方箋で約100ユーロほどでした。
私が今この記事を書いているのが1月30日で、つい5分ほど前にYahooニュースの『WHOが緊急事態宣言を発表』という記事を見て怖くなっているところです。今現在リトアニアでコロナウイルスやその他のウイルスは特に流行していないのでTwitterなどに投稿されている中国国内の混沌を見ると本当に自分が遠く離れたところにいるんだという実感が湧いてきます。一刻も早く治療薬が開発され、多くの人びとが亡くらずに救われることを願っています。
湖に浮かぶトラカイ城と、伝統料理のキビナイです。