Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ローマ・ラ・サピエンザ大学
2021年9月号 国際学部 M.A

1.オリエンテーションについて

サピエンツァには「WELCOME WEEK」と呼ばれる留学生向けのオリエンテーションがあります。ここでは様々なイベントが開催されています。

まず、履修方法や公共の手続きなどの説明会です。ここでは以下の手続きの説明がありました。

・Fiscal Code(イタリアの納税者番号)の取得方法

・Residence Permitの申請方法

・試験の予約方法(授業の参加は自由ですが試験の参加に予約が必要)

今年はコロナウィルスの影響か、全てオンラインやオンデマンドでの開催でした。どの手続きも非常に複雑なので、何度も視聴できるオンデマンド型で非常に助かりました。それでも、配信された動画だけでは不明な点も多く、その都度、担当の方にメールで問い合わせをし、2週間かけてやっと全て完了しました。イタリア語が話せないことの大変さを改めて実感しました。

そしてWELCOME WEEKとは別に、INFO DAYと呼ばれる説明会がありました。こちらは参加必須です。渡航前にあらかじめ到着日に予約していた日程で参加しました。ここではより詳しく手続きの説明を受けました。

また、オリエンテーションの中で学生主催の団体の紹介がありました。一つ目はERASUMUS(EU圏を中心とした留学制度)です。こちらは会費10€で、ツアーや食事会に参加できます。もちろん交換留学生も参加可能です。少し派手なイベントが多い印象でした。二つ目は、私も参加している、「Buddy Program」です。こちらは今年から始まった活動で、留学生の履修登録や授業の予約方法を手伝ってくれます。サピエンザの履修登録は本当に複雑なので、今年からこのサポートが始まったのは非常に幸運だったと思います。

オリエンテーション期間は約2週間ほどありますが、INFO DAY以外は参加自由だったので、空いた時間には、ローマの街を散策して過ごしています。

私の所属する建物

 

2.イタリアの食文化

イタリアの食事といえば何を思い浮かべますか?まず多くの人がピザとパスタと答えるのではないでしょうか。実際にイタリアでは、本当に頻繁にパスタとピザを見かけます。

まず、スーパーマーケットに行くと、種類豊富なパスタを約1.5€(約200円)とお手頃な価格で手に入れることができます。また日本ではロングパスタが主流ですが、イタリアではペンネやリガトーニなどのショートパスタをよく食べます。ちなみに「イタリアでは毎日パスタを食べるのか」とルームメイトに聞いたところ、実家では週3回以上食卓に並んでいたそうです。さらに、パスタの硬さはイタリアの北部と南部で好みが違うこともあるそうで、イタリアのパスタ文化は奥深いと感じました。

そして、街に出ると道行く場所でピッツァ・タリーオ(切り売りピザ)を目にします。ここでは自分の好きなサイズに切ってピザを購入することができます。お手頃価格で、イタリアのファーストフードには欠かせません。通りでは15時のおやつにピザを食べる方もよく見かけます。

さらに、私がイタリアに来て驚いたのが、甘党文化です。街を歩くとピザ屋さんの次に目にするのが、BAR(イタリアのカフェ)ですが、そこにはたくさんのクロワッサンやデニッシュが並んでいます。中はクリームたっぷりで甘く、私はコーヒーなしには食べられません。これらのパンとコーヒーがイタリアの朝ごはんの定番です。また、夕方16時ごろになると、多くの人がジェラッテリア(ジェラート屋)の前でジェラートを食べる姿を見かけます。

イタリアは美味しいもので溢れる食の街です。今の所は日本食が恋しいと感じていません。

      近所のBARで朝ごはん