Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ローマ・ラ・サピエンザ大学
2021年10月号 国際学部 M.A

マンスリーテーマ:環境について

・大学施設について

キャンパスは非常に広いです。ローマ市内に3つのキャンパスがあり、学部によってメインとなるキャンパスが異なります。私はテルミニ駅(ローマの中心の駅)から歩いて約20分の位置にある一番大きなキャンパスで学んでいます。龍谷大学に比べると建物は古いですが、一つ一つが歴史を感じ、趣のあるキャンパスです。

・サービスについて

まず最初に、ローマに来て改めて日本のサービスの素晴らしさを思い知りました。特に日本の公共交通機関を誇りに思います。ローマでの移動手段は主にバス・メトロ・トラムの三種類です。メトロが一番時間に正確(?)ですが、二車線しかないためメトロだけではローマを移動して回るのが難しく、その際にバスやトラムを利用します。そして、バスで思い通りに移動できるかは運次第です。授業が始まって2週間が経った頃までに、予想通りに大学までたどり着けたのは2.3回しかありませんでした。理由は様々ですが、時間に正確でない点が一番の理由です。こちらの生活を始める際に、日本と同じ正確さを求めてはいけないと覚悟はしてきました。それでもローマのバスはルーズです。運が悪い時は30分以上待ってもこないこともあります。また、停車ボタンを押しても止まってくれないこともあります。今ではこれもイタリアの文化だと割り切って、楽しんでいます。ローマに来る際は、寛大な心と時間の余裕が不可欠です。

  

 

 

自由テーマ:住居について

まず初めに、ローマで部屋を探すのは非常に困難です!

サピエンツァには大学寮がないため、部屋の確保は各自で行います。私の場合、部屋が決まるまで約1カ月半かかりました。他の交換留学生がビザ申請を進める中、自分だけ家も決まらずビザも取れない状況に焦りと不安でいっぱいでした。そのため、風呂トイレ別という条件以外は考えず今の部屋に決めました。しかし実際は、事前に部屋が見つかっただけ幸運だったようで、学校が始まっても家が決まっていない生徒や、大家さんに騙されて住む家がない生徒もいました。友人も渡航前に家が見つからず、結局現地で家探しを行っていました。ローマで家を探す予定のある方は、時間の余裕と根気を持って取り組んでください!

ちなみに、私の住む家はTriesteという、大学からは少し離れており、優雅な雰囲気が漂う地域にあります。お店も多くなんでも近場で揃います。また地下鉄の駅も複数あり、移動にも便利です。アジア人をあまり見かけないので存在が目立つ点が少し欠点です。部屋はキッチン共有の2人用シェアルームです。バスルームも新しく、設備はなに不自由ないのですが、大きな問題が一つありました。それは1カ月間Wi-Fiが設置されなかったことです。これは大家さんの過失ではなく、Wi-Fiの会社の責任でした。幸い、イタリアのスマートフォンの契約は月々70ギガ使えることもあり、テザリング機能や友人のおかげでオンライン授業に対応することができました。最後に、実際に住んでみてわたしがお勧めする地域はSan Giovanniです。テルミに駅にも近く便利で、様々な人種の方が住んでいて、Triesteよりもアジア人が暮らしやすい雰囲気があります。