Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2022年2月号 法学部 T.F

①オリエンテーションについて

 

私はバルセロナ自治大学(以下UAB)の翻訳・通訳学部に所属しています。

例年9月から来た留学生に対しては、翻訳・通訳学部で全体のオリエンテーションがあるようなのですが、2月から来る学生に対しては行われませんでした。

その代わりに、Welcome to the UAB Online Sessionという留学生向けのオンライン説明会がありました。説明会はスペイン語と英語で行われ、UABの設備やTIE(学生ビザ)の申請についての説明がありました。説明会の中では、何を話しているかわからないところがいくつかありました。

しかし、UABにはInternational Support ServiceISS)と呼ばれる留学生向けの相談センターがあり、説明会でわからなかったことなどをメールで相談しました。返信も早く、親身になって対応してくれます。

また、UABにはMentor Programがあり、これは現地の学生が留学生に対して、困ったことがあったらなんでも相談できる制度になっています。これはスペインへ来る前に、登録しなければならないので、注意が必要です。ISSとは違い年齢が近い学生が相談相手なので、質問がしやすくなっています。学校や授業の相談以外にも、同じ日本人留学生を紹介してもらいました。特に今はコロナ渦ということもあるので、自分よりも早く来ている人たちと出会って、情報収集をすることは大切だと思います。

 

この他にも、授業が始まる27日から211日までの間はInternational Welcome Daysと言われる留学生向けのイベントがたくさんあり、友達を作ったり、バルセロナの街を散策できたりします。

 

②空港から大学までの行き方と必要な手続きについて

 

2月1日にスペインへ到着しました。夜遅くに着いたのと荷物が多かったこともあり、空港からタクシーで大学の寮に行きました。タクシー代は9,000円とかなり高くつきました。

しかし、荷物がスーツケース一個ぐらいなどであれば、空港からPlaza de Cataluñaまでバスで、Plaza de Cataluña駅から大学の寮の最寄りのBellaterra駅まで電車で乗り換えた方が格安で行くことができます。

大学寮に着いてからの最初の一週間はやることが山積みで、寮の家賃を支払うために、スペインの銀行口座開設やプリペイドSIMの契約などを行いました。銀行は大学内にあるSantanderという銀行で行いました。口座を作るのにパスポートと学生寮の賃貸契約書が必要で、毎月口座の維持費としとて16€払わなければなりません。基本的に日本と違い、スペインはどの銀行も口座維持費をとるので注意してください。SIMカードは大学の近くにあるVodafoneという会社の電話番号付きのプリペイドSIMを購入しました。月々で20GB800分まで電話できて15€という契約になっています。

 

そして、最初にしなければならない手続きのなかで最も重要なのが、TIEの申請手続きです。TIEとは留学中の身分を証明してくれるもので、日本のスペイン大使館でVISAを受け取る際にも、スペインへ入国してから1ヶ月以内に近くの警察署でTIE申請の手続きを行うために警察署の予約をとるように言われます。しかし、9月や2月といった新学期が始まる時期は他の国からも多くの留学生が来ることに加え、コロナ渦ということもあり、警察署に入れる人数を制限しているため、1ヶ月以内に予約をとることができません。なので、警察署の予約が取れないことに対して過度な心配をする必要はありません。

Camp Nouで行われたサッカーの試合

Camp Nouで行われたサッカーの試合

 

ウクライナの人々のデモ

ランブラス通りで行われたロシアのウクライナ侵攻へのデモ