①環境について
大学施設
バルセロナ自治大学(UAB)は龍谷大学に比べると広大な敷地を持つ大学です。通訳翻訳学部まで寮から歩いて15分ぐらいかかります。無料のシャトルバスもあるそうなのですが、使ったことがないので、詳しいことは分かりません。大学のPlaça Cívicaという広場周辺には、あまり大きくはないですが、銀行、書店、散髪屋、薬局など、様々な店が揃っています。
また最近は大学内にあるSAFというジムを利用しています。UABの学生なら毎月10€と格安で利用できます。SAFはジム以外にもプールやサウナ、クライミングなど様々なアクティビティができる設備なので、運動が好きな方は是非入会してみてください。
学生寮について
私は現在、UABのVilaという学生寮に住んでいます。寮は1人部屋から5人部屋と様々な種類があります。私の部屋は3LDKの5人部屋で寝室は2人部屋です。スペイン人3人とフランス人1人とシェアしています。4人ともみんな親切なので、快適に過ごせています。加えて、私の部屋は調理器具や食器なども揃っているので、新しく買う必要はありませんでした。ただ、友達の中には部屋がパーティー部屋で夜眠れなかったり、キッチンに洗い物がずっとたまっていたりなど問題を抱えている部屋もあります。正直言って、部屋割りは運によるところが大きいと思うので、自分に合わないと思ったら、寮のインフォメーションに相談して部屋を変えてもらうことをお勧めします。
②バレンシアのFalles
今月は3月17日~19日の期間、バレンシアへFallesを見に行きました。Fallesとは火祭りのことで、セビージャの春祭り、パンプローナの牛追い祭りと並ぶスペイン三大祭りの一つです。バレンシアまではALSAという長距離バスを使って行きました。バルセロナから約4時間かかります。祭りやバカンスのシーズンになると交通費や宿泊費がいつもより値上がりするので、早めに予約を取った方がいいです。
火祭りの期間中、バレンシアの街では、朝から夜中までいたるところでずっと爆竹の音が響き渡ります。なので、最初バレンシアに着いたとき爆竹の音になかなか慣れませんでした。とりわけ小学校低学年ぐらいの子供たちが爆竹を投げている姿には驚きました。
火祭りではバレンシアの人々がこの祭りのために1年かけて、それぞれ10mぐらいの大きさの張子人形を作ります。そして、どの人形が一番かを決め、最優秀作品以外の人形は最後すべて燃やしてしまうという祭りとなっています。祭り自体は楽しいのですが、最後燃えている人形を観ていると、どこか哀愁が漂うように感じました。
Fallesではこの他にも、火のパレードや伝統的な衣装や楽器を使ったパレードもしていて、非常に面白い祭りでした。スペインでは各都市で様々な祭りが行われているので、今後も色々と行ってみようと思います。