Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2022年 4月号 法学部 T.F

①大学の授業について

 

 私は現在、スペイン語、カタルーニャ語、スペイン語から日本語への翻訳の3つの講義を受講しています。

 

1)スペイン語

 この授業では事前にクラス分けのテストを受け、3つのクラスに振り分けられます。私は一番下のクラスに所属していますが、B1レベルの授業内容のため、ついて行くのが大変です。内容としては日本でやっていた授業がすべてスペイン語で行われるといったもので、たまにペアワークなどをしています。

 

2)カタルーニャ語

 カタルーニャ語はバルセロナなどを含むカタルーニャ州で話されている言語で、使える場所はかなり限られています。しかし、カタルーニャ州出身の人々話すときに少しでも話せるとかなり喜ばれるため、この授業を受講していて良かったと思います。バルセロナに来てから、この言語を学び始めたため、受講している講義の中では一番難しいですが、先生も丁寧に教えてくれるため楽しみながら授業を受けられています。日本でもカタルーニャ語の教科書は売っていますので、もしこの授業をとるなら事前に勉強しておくことをお勧めします。

 

3)スペイン語から日本語への翻訳の授業

 この授業は日本語を学ぶ現地生が参加している授業で、日本人留学生は現地生の会話の練習や漫画などを使って、漫画に出てくる日本語の言葉の意味をスペイン語で教えたりしています。意外に日本語を学んでいる学生が多くいて驚きました。

 

②セマナサンタとサン・ジョルディ

 4月9日から4月18日の期間はセマナサンタで大学がお休みでした、日本で言うゴールデンウィークみたいなものです。セマナサンタとは聖週間のことで、キリストの受難と復活を祝う伝統的な宗教の祭りで1週間ほどかけて、行います。バルセロナよりも、マドリードや南部のアンダルシア地方の方が祭りの規模が大きいみたいです。この期間になるとUABの学生のほとんどが帰省や旅行に行き、あまり寮に人がいませんでした。いつも騒がしいはずの寮が静かだったときは、なんだか少し寂しかったです。この休みの期間はマドリードに宿泊して、トレドやセゴビアに行ったり、日帰りでバルセロナと同じカタルーニャ州にあるタラゴナに行きました。とりわけ、古都トレドは城塞都市でもあったことから、町中が迷路みたいになっていて、散策するだけでも楽しかったです。

 

 また4月23日はサン・ジョルディの日と呼ばれるカタルーニャ州においての祝日でした。この日に男性は女性にバラを送り、女性は男性に本を送る風習があるため、町中には本やバラを売る露店が多くあり、今までバルセロナにいた中で最も人の数が多かったです。世界遺産でもあるCasa Batllóはこの日だけ一面バラに覆われていて綺麗でした。

Toledo

Tarragonaにある人間の塔の像

Tarragonaにある人間の塔の像

Sant Jordi の日のCasa Batilló