Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2012年7月号 文学部 Y.M

Ⅰ授業紹介

1セメスターは6教科勉強しています。そのうちの“Language,Culture,and Behavior” について紹介します。授業は講義形式ですが、7月の時点で1人1回のプレゼンテーションが終了しました。この授業は大体が3年生以上の生徒がとれる授業でいくつかの教科の単位修得しない限り取れない科目です。そのためたまにほかの生徒は既習範囲だけど私にとって初めての内容もありました。そのときは一人で勉強・理解が必要です。さらにみんなプレゼンも慣れていて手慣れた感じがすぐに伝わりました。私にとって1人でクラスの前でプレゼンは人生初だったので先輩方のを見てお手本になんとか終えることができました。トピックは誰一人重なってはいけません。初めて用意していた内容が先に発表した生徒とかぶっていいてやり直したのもいい経験です。

授業では先生がパワーポイントを使ってひたすら話、時には質問し、ビデオをみたら問題を解いたりします。クラスの中にも3か国以上の国からきている生徒がいるため、生徒の意見を聞きながら具体的な言語のダイレクトや、アクセント、同じ言葉でも国によって違う意味になるなどから始まり、ダイレクトがない言語はない、なにが主要言語で、どのように主要言語が決められたか、アメリカ英語とイギリス英語の違いは何か、少数民族によって話される言語について細かく学びます。言語、文化、習慣といったものに興味津々のあたしにとってとても発見も多く吸収も多い授業です。先生はよくタイと日本、アメリカを比較例に挙げます。日本人が一人であることもあり、答えることができるのはもちろん私だけです。そのため先生を含め友達もすぐに名前と顔を覚えてくれました。この授業ではパワーポイントをホームページからインストールできることができるので、復習に役立ちました。

 

Ⅱカルチャーショックについて

ここでは私の勉強不足によって起きた実体験について話します。寮ではルームメイトとシェアをして生活しています。ベランダのようなスペースの横にはルームメイトのベッドがあり、私の場所から遠いため、一度洗濯物をルームメイトのベッドの上に取り込ませてもらいました。そのとき私の洗濯物が枕に触れていて、ルームメイトが注意してくれました。タイの人にとって頭はものすごく神聖な場所であり、その神聖な場所を置く枕も神聖なものとして扱います。そこに洗濯物を置くことをすごく嫌うそうです。たとえベッドカバーがしてあってもです。

二つ目は、タイ人の気性や人格についてです。これはカルチャーショックと呼べるものかわかりませんが、微笑みの国タイと呼ばれるように大抵のことは穏やかに進められます。そのため時間に関しては遅れて当たり前のような感覚です。事務関係の手配もかなり適当で、まったくあてになりません。事務の人ができるといったこともできなかったり、その逆だったりは頻繁に起きます。誰を信用するかではなく、自ら動かなければなりません。そうでなければ、二度手間、三度手間になります。自立してなにかするということが習慣づいてきたのはいいことですが、もう少し事務(特に留学生は事務にお世話になることが多いので)の方々にはしっかりしてほしいと何度も感じました。

最後に、トイレについてです。男の人の話を聞いていると女の子の方が苦労するかもしれません。ほとんどのトイレにウォシュレットがついていなく、代わりにシャワーが横に設置されています。タイの人は毎度使うため、トイレの床はいつも濡れていて不快です。また、トイレットペーパーを流さないようにゴミ箱が設置されていてそこに捨てなければなりません。細かくは言いませんが、想像できるように清潔面では同意しがたい場面が多いです。大学の中だけでいうとタイの人はとてもうまい使い方をするとは言えません。生活するうえでどうしても我慢できないこと、慣れないことが以上のことです。

 

Ⅲ観光地について

友達も増えてきて、タイ人と一緒に行く観光の楽しみ方を経験できるようになりました。ここで私が経験した短期間の旅行について少し紹介します。学生にとってうれしい安価な交通費で大体どこにでも行けるバスがお勧めです。私がパタヤに行ったときは片道たった125バーツ(約375円)で2時間ほどでバンコク市内から行くことができました。パタヤについても乗り合いバスを利用すればタクシーよりも安く済みます。観光地周辺のタクシーはどれも高く、外国人向けに値上げしているのでお勧めはしません。そして、メーカーのないタクシーを利用するときは乗車前に目的地を告げ値段を尋ねるのを忘れてはいけません。友達曰く、メーカーのないタクシーには乗らないのが一番だそうです。島に行きたいときは大きな船を利用すると100円もかからず行くことができます。たとえお金がなくても少しの交通費で楽しむことができるのは長所だと思います。

私はあまり行きませんが、バンコク市内まで出ると、日本人のよく集まる場所、日本人が多く住む町がいくつかあります。そこには日本レストランはもちろん、スーパー、美容院、居酒屋から薬局、歯医者まで日本町ができあがっています。少し日本の味が恋しくなったり、友達に料理をしてあげたくなったりしたときには利用すると便利です。調味料まで手に入るので。私の場合は先輩方からタイの薬(特に腹痛止め)は効き目が強く、服用すると日本のが効かなくなると聞いたので日本薬局を利用するといいかもしれません。私はまだ薬を服用したことがありませんが。美容院もタイのに比べて少し高いですが日本に比べると安く、日本人の方がカットしてくれるので思うようにいくと思います。大体は、Asok/Ekami/Sukhumvit/Thonglorと呼ばれるあたりに日本人が集中しています。どこもBTS(タイの国営電車)の駅があるので便利です。