グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2013年11月号 法学部 N.S

カルチャーショックについて

海外で生活すると、カルチャーショックはみんな体験するという話は留学前から聞いていましたが、実際私もタイに住んで10か月目になり、いろいろな経験をさせてもらっているのですが、未だにカルチャーショックを感じる場面はたくさんあります。中でも、「習慣・価値観・考え方」といった部分では、文化の違いがはっきりと分かります。その中でも特に私が驚いた事といえば、「第三の性(transegender)」が世間で確立されているという部分に日本との大きな違いを感じました。「第三の性」とは、日本では「オカマ、ニューハーフ、ゲイ」等呼び方はいろいろありますが、いわゆる同性愛者や両性愛者といった人々のことを指します。タイでは技術面、環境的にもそういう方々が受け入れられている社会で、実際タイではそういった人たちでも化粧品や女性服などの、日本では女性(男性)しかいないような職場でも店員として働いていますし、テレビ・雑誌等のメディアでも毎日のように見かけます。また、タイでは毎年、「ミス・インターナショナル・クイーン」と呼ばれるニューハーフの世界大会があり、日本の芸能人の方も参加しているのが、日本でもニュースになっていたので、知っている方も多いのではないかと思います。実際、私はこの大会で優勝された、タイ人のポーイ=タリーチャダーさん(写真参照)をバンコクで見かけたことがあるのですが、タイ人の友人に元男性だと指摘されるまで、女性だと思い込んでしまうほどでした。また、私はアサンプション大学でツアリズムも学んでいたのですが、そこで、ニューハーフショーなどは、海外からの観光客を集め、タイの観光産業を支えているということも学び、実際に日本の旅行会社もツアーに組み込んでいたりしているのを知りました。また、私のタイの友人にもそういった友人は多数います。タイに来た最初のころは確かに驚きましたが、同性愛者だろうが、両性愛者であろうが、友人であることに変わりはないですし、イメージだけで変な偏見を持つべきではないと感じました。なぜタイに多いのか等は、正確な調査がなく断言はできないのですが、タイ人を表す「親切・自由」といった性格や「女性が力を持つ社会」といった様々な背景などが影響しているのではないかと言われています。性の違いというのは、日本ではタブー視される問題ですが、タイでは性の1つとして受け入れられている部分だと感じることができましたし、タイに来てみて、価値観という点において、日本人の社会・考え方の中には、できるだけ他の人と同じでいるべき、人と違うことは避けるべきという風潮があるなと思いました。このような考えは、日本を離れ、日本を一歩外から見ることのできる環境でないと実感できないことだと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

METALEXについて

 

12月に入り、就活サイトもオープンし、企業も合同説明会を開いたり求人を開始したりと、いよいよ15卒の就職活動も始まりました。私自身も帰国後には、就職活動を行うつもりです。その中で、前にも書いたことがあるかもしれませんが、私は将来、駐在員として東南アジアを中心に働きたいという目標があり、交換留学中にも、就職活動や仕事についていろいろと調べたりしていました。今回、その中で知り合った方の紹介で11月の20日~23日にバンコクで行われた「METALEX」というASEAN諸国の中で最大規模の工業見本市に特別に参加させていただきました。この見本市には、タイ以外にもASEAN諸国をはじめ、日本も含む世界50か国から金属加工や機械工具にかかわる2700社が参加しており、世界における東南アジアビジネスの注目度の高さがうかがえます。実際に各会社のブースを回ってみたのですが、どのブースも英語で商談が行われていて、改めてグローバル化の進んだ現代のビジネスの場面での英語の重要性を感じることができました。また、企業によっては日本語や中国語が喋れる方もいたりして、受注などの受け身のビジネスだけでなく東南アジアからアジアに向けての新たなビジネスもさらに関心が高まっていることを知り、東南アジアの経済の”現状”を実際に見て、感じることができ、大変良い機会となりました。またこのイベントによって、自分の就活への考えをいっそう深めることができ、次は「学生」としてではなく「社会人」としてタイに戻ってくることができるように、残された期間は短いですが、英語・タイ語の勉強をより一層頑張ります。