現地の学生・友人について
まず最初に思ったことは、アサンプション大学の学生の半数以上はタイ人で、英語圏出身の学生はほとんどいないのではないかなと思います。タイ以外の国だと主に中国、インド、韓国、ベトナムなどタイの周りの多くのアジア圏の国から多数の学生が留学しています。私は大学の管理している寮に住んでおり、そこは必ず二人一部屋でルームシェアをしなければならず、3月から9月まではミャンマー人と、彼が外の寮に引っ越した10月からはスリランカ人と一緒にルームシェアをして生活しています。そのおかげで、日本とは違った文化や生活を知ることもできました。現地で知り合った友人と、平日は授業終わりに、一緒に夕食を食べに行ったり、カフェなどで喋ったりして楽しんでいます。休日には大学の敷地の芝生で、キャッチボールをしたりして汗を流すこともあります。日本と違い、タイでは圧倒的にサッカーが人気で、野球は名前すら知らない子もいるくらいの知名度です。そのため、一緒にプレイするのは、韓国、中国、台湾など、タイ人以外の友人とすることが多いです。その中で、国が違えば全くプレイスタイルが違ったり、指導方法が日本と逆だったり、いろいろな発見があり、面白いなと感じました。他には、大学の寮では飲酒が禁止されており、休みの日などには、よく友人とナイトクラブなどへお酒を飲みにいって、普段の生活とはまた違った時間を過ごして楽しんでいます。
タイ国日本人会ソフトボール大会について
これは私の先月のマンスリーレポートと多少重複する部分もあるのですが、私は6月から、タイに住んでいる日本人の方で活動されているソフトボールチームに参加させてもらっています。学生で参加しているのは私だけだったのですが、チームの方は快く受け入れてくださりました。そして7月から、タイ国日本人会の主催するソフトボール大会に出場しました。この大会は、タイに住む日本人のみが参加でき、タイに支店を持つ企業などの集まりで作られた約20チームで毎週末、およそ3か月間の熱戦を繰り広げました。私たちのチームは順調に決勝トーナメントまで勝ち進み、決勝戦では強豪チームに苦戦を強いられるも勝利し、タイで一番のチームになることができました。また、私はこの大会で最優秀選手に選ばれ、盾もいただくことができ、一生忘れることのない思い出になりました。大会期間中は、相手チームの方々とお話しさせていただく機会もあり、その際、学生の自分に対し、就職についてなど、いろいろアドバイスをしていただき、大変勉強になりました。自分のチームの方々とは、大会が終わった今でも、たまにご飯に連れて行ってもらったりして仲良くしてもらっています。また、チームメートの方の中に、私と学部は異なりますが、龍谷大学を卒業された方がおり、大会が終わった後、その方と食事させてもらいましたが、そこで就職活動などについてのアドバイスをいただき、すごく充実した時間を過ごさせてもらいました。そして、龍谷大学の先輩がこうして世界を舞台に働いてるのを見て、自分もいつかはこんな風に働くことができたらなと考え、実現できるように残りの留学生活も、充実したものにしていこうという起爆剤となりました。タイで働く方々は大体任期が決まっており、この大会をもって私を含め何人かチームを去るのですが、自分とは年齢も職業も全く違う方々と「優勝」という一つに目標に向かって力を合わせて活動できたこと、このチーム、このメンバーで優勝できたことは、自分にとって貴重な財産になったと思いますし、改めて「一期一会」の出会いを大切にしなければいけないと実感しました。