Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2016年1月号 国際文化学部 Y.F

 

①試験について

アサンプション大学の試験は一学期(半年ごと)に大きく二つあり、中間試験をmidterm exam, 期末試験をfinal exam と呼びます。成績評価におけるテストの割合は教科によって多少の差はありますが、中間試験が約25%、期末試験が約35%を占めている場合が多く、その他English などではQuizと呼ばれる中間テストよりもう少し規模の小さいテストや、プレゼン発表などがある授業もあります。 テストは普段授業を受けている教室とは別の教室で開かれますが、これらは学校から指示されたWebサイトで確認することができます。まったく別の教科と同じ教室で受験する場合もあるので、自分の席を間違えないようにしなければいけません。テストの日程はアサンプション大学の携帯アプリで確認できます。中間試験は二時間、期末試験は三時間の試験時間です。受験する際は正しく制服を着用する必要があり、これを満たしていないと教室に入室させてもらえません。また、教室に時計は無いので腕時計などを用意する必要があります。 解答用紙は青のボールペンで記入します。文字を間違えてしまった場合は二重線で消す、もしくは修正液やテープを使う必要があります。シャーペンで記入してしまうと配点がなされない場合が多いので注意が必要です。テストの難易度は教科によりますが、多くの生徒がとる授業には、教科書の最後の方にテストのモデルが載っているものや、かつての生徒が要点をまとめたプリントを手に入れることができる場合もあります。

 

 

②タイのクリスマスとお正月について

タイは仏教国ですので、クリスマスイベントや文化は、最近になって西洋の影響をうけて企業中心に取り入れ始めたもののようです。私はクリスマスにタイ人の友達の実家にステイさせてもらいましたが、ケーキを食べたりツリー飾ったりといったことはしませんでした。また、内緒で用意したプレゼントを、夜にそっと友達の枕元においておいたのですが、起きてしばらくしてから気づいた友達は、「こんなの生まれて初めてだよ」とひどく驚いた様子でした。近所の子供たちからも、クリスマスプレゼントをもらったという話はまったく耳にしませんでしたが、ステイ先はタイ北部の田舎の方でしたので、バンコクではまた違った文化があるかもしれません。

街中ではクリスマスに向けてだんだんと飾りつけがなされていましたが、それらの飾りはお正月とセット、もしくはお正月がメインのようです。クリスマスの飾り付けが正月にそのまま使われており、また、日本では考えられないことですが、お正月を遠く過ぎた今でも、メリークリスマスと書かれた包装用紙が飲み物に使われていたり、ニューイヤーカードが未だにお店で大きく売られていたりと、まだまだ驚くことも多いです。

チェンマイのイーペン祭りほどではありませんが、タイ北部では、いくつかの家が新年にコムローイという紙でできた気球のようなものを空に飛ばしていました。悲しみを空へながしているのだそうです。空を眺めていると遠くにふわりと光るコムローイが見え、日本とはまた違った幻想的で静かなお正月でした。