①現地の学生、友人について
アサンプション大学は、学費がとても高い私立大学なので、自分の車を持っているお金持ちの学生が多い、と他の人が書いていることと思いますが、一方で、奨学金に頼って大学に通っている子も多くいます。一定の成績を満たせば大学から給付型の奨学金が与えられるので、その制度を利用しつつ勉学に励んでいるそうです。
また、タイの学生は日本の学生と同じかそれ以上に自撮り(自分自身の写真を撮ること)が大好きで、何かにつけて写真を撮ったり動画をとったり、それらを上手に使ってショートムービーを作ってしまったりします。しかし、彼らは単に写真が好きなだけではありません。彼らは時に、こちらがびっくりするほどすばらしい芸術的センスを発揮します。たとえば、授業でスライドを使ったプレゼンテーションをするとき。私たちがスライドを作成するときは、テンプレートをベースにしたシンプルなものになりがちですが、タイの学生のスライドは、美しい画像や印象的な文字、カラフルなデコレーションをふんだんに利用した、まるで芸術作品のような仕上がりになります。一見するとプロが作った本物の広告のようです。しかし、親族から聞いた話では、とある会社では必要以上にスライドをデコレートすることを禁止しているそうです。力を入れてほしいのはスライドではなく仕事です、なんて、なんだかとってもタイ人らしいエピソードですよね。
②タイ語教室について
前期のセメスターでは「Introduction to Thai」という外国人向けのタイ語の授業があり、それを受講していたのですが、今期は海外留学生向けのタイ語のクラスは開講されませんでした。私はタイ語が大好きなので、非常に残念な思いであきらめていたのですが、やはり、タイ人同士の会話で置いてけぼりになるのは非常に寂しく、やはりお金がかかってでもタイ語をもっと勉強したいと思い、スクンビット通りにある邦人向けタイ語教室に通うことを決心しました。週に二回、公共の交通機関を利用して、BTSトンロー駅のすぐ近くの教室に通っています。一回の授業は一時間半で、先生と私だけのプライベートレッスンを受講しています。お昼時には若い奥さんを対象とした多人数制のクラスもあるのですが、大学の授業時間の関係でこれを受講することはできませんでした。料金は月謝制ではなく、あらかじめ15回もしくは30回分のクラスを購入し、先生と相談の上、受講する日を決める、という制度です。移動時間やお金はどうしてもかかってしまいますが、習ったタイ語を日常生活で生かせたり、現地の人と何気ない会話ができるとやはりうれしく、また、授業自体も非常に楽しいので、やはり受講してよかったなあと思います。
塾の帰りに寄るご飯所です。ローカルな空気が味わえるのでこれも楽しみの一つです。