Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2016年4月号 国際文化学部 Y.A

1.カルチャーショックについて

私がタイで感じたカルチャーショックは、携帯の使用についてです。お店の店員さんも、学校の先生も仕事中に必ず携帯を触っています。運転中に携帯を使うのは当たり前で、タクシーに乗ってる時は、よそ見運転をされるのがとても恐ろしいです。なんでそんなにいつも携帯を使っているのか、なぜ仕事中に触っていても誰も怒らないのか、日本人の私からしたら本当に不思議でなりませんが、これもタイがこういう文化だからなんだろうと解釈しています。そのかわり、良い点もあります。それは、みんながいつも携帯を見ているおかげで、重要な連絡や急ぎの連絡をしたときにすぐに返信してくれることです。本当に助かります。

2つ目は、食べ終わったあとの食器を返却しなくてよいということです。ショッピングセンターのフードコート等に行ってご飯を食べたとき、日本だと必ず返却口があってお客さんが自分の食器を返却するのが当たり前だと思います。しかし、タイでは食器を返却する必要がありません。いつも回収をするスタッフの方がいて、立ち去った後すかさず回収してくれます。これを仕事にしている人がたくさんいるようです。人件費の無駄遣いだとつい考えてしまいがちですが、これもタイの文化なのだろうと思っています。唯一、私が認識している返却口のあるお店は学校の食堂で、そこでは皆が自分で食器を返却する必要があります。

タイには、まだまだカルチャーショックを感じる場面がたくさんあるので、ぜひ実際に来て経験してみてほしいなと思います。

 

2.ソンクラン祭り inチャーン島

4月の12日から14日までの3日間は、タイのソンクラン(旧正月)でした。このソンクラン中は、新年を祝って街中で水掛け祭りが行なわれます。元々は、仏像や仏塔へ、さらに家族の年長者などの手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習があり、近年はそれが転じて街の往来で通行人どうしが水を掛けあって楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになったそうです。私はこの期間中、バンコクから長距離バスとフェリーで7時間ほどのところにあるチャーン島というところに行ってきました。水掛け祭りは、バンコクのシーロムが本場だと聞いていたので、チャーン島ではそれほど盛大にやっていないだろうと甘く見ていましたが、大きな間違いでした。チャーン島に着いた瞬間から、ホースやバケツ、水鉄砲を持った人たちに大量の水を掛けられ、荷物共々びしょ濡れになりました。ソンクラン中は、水に関することはすべて無礼講なので誰も怒りません。実際私も、怒るどころかとても楽しい気分になりました。みんながHappy New Year!!と言って水を掛けあい、時にはベビーパウダーのような白い粉や色付きの粉を通行人の顔に容赦なく塗りたくります。私はコンビニで買い物をしているときも、背中から水を掛けられました。さすがにびっくりしますが、なんせタイは常に気温が35度以上あるので涼しくなることもできて快適です。もちろん、期間中は毎日水着着用をおすすめします。3日間常にびしょ濡れ状態でしたが風邪を引くこともなく、タイの新年をチャーン島の方々と祝うことができて、とてもいい経験になりました。