Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アサンプション大学
2017年1月号 経済学部 K.N

【試験について】

ABACでは、mid-term examとfinal examと呼ばれる試験がセメスターごとに実施されます。大体1日1教科ずつのスケジュールになっていて、以前お話ししたAU SPARKというアプリでは試験日程や教室を確認することができます。また試験の際は、教室の入り口で学生証とuniformをチェックされます。普段はベルトを付けずスニーカーでも構いませんが、試験の際はそれでは入室されてもらえないので定められた正しい格好をする必要があります。そしてなぜか教室のクーラーが普段よりも効いていて本当に寒いので、カーディガンなどを持って行った方がいいと思います。試験のスタイルは記述式であったりマークシートであったり様々ですが、記述は青色のボールペンを使用しなければならず修正ペンは必須です。どの授業でも試験前にはポイントや形式を教えてくれるので授業にしっかり参加していればあまり心配することはないですが、どう勉強したらいいかわからず困った時は、学外にポイントがまとめられている資料や、以前のテスト問題を扱っているお店があるので、そこを利用してみるのも手だと思います。結果は、mid-termの時は授業中に掲示されましたが、finalの点数は知らされず、最終的な評価をアプリで確認しました。試験はもちろん全て英語で実施されるため、内容の他に語学的なハンデも加わり直前には相当ストレスが溜まりますが、頑張れば頑張るほど試験後に感じる達成感も多いです。

 

【ゼミ遠隔指導について】

今回の自由テーマはゼミの遠隔指導についてお話しします。これは留学期間中、所属するゼミの先生に月に一度レポートを提出しご指導していただくことで、海外にいる間も演習を履修したことになり単位を取得できるという制度です(私は現在3回生なので演習Ⅱが対象となっています。また、全ての学部で実施されている制度なのかはわからないので、気になった方は、所属する学部の教務課に問い合わせてみてください)。指導内容は先生により異なりますが、私は毎月自由にテーマを定めレポートを作成しています。方法は毎月様々で、もっとよく知りたいと思った分野に関して、書籍を要約する月もあれば、その場所に足を運びそこで得た発見や撮った写真を、考察と共にまとめる月もあります。元々タイという国そのものに興味を持っていた私にとってこのレポートの作成は非常に楽しくやりがいのあるもので、またこの留学生活で力を入れて真剣に取り組んでいるもののひとつでもあります。来たばかりの頃は、具体的にタイの何に興味があり、何を深めたいのかが、あまり明確ではありませんでしたが、最近は徐々にテーマも絞れてきました。最終目標は卒業論文を作成することなので、それに向けて少しずつ進んでいけたらいいなと思っています。

下記に、私がこれまでレポート作成に伴う資料を探すために利用した機関をいくつかあげておきます。いずれも日本の機関なので日本語の資料を閲覧することや、手に入れることが可能です。国際交流基金以外は、気後れしてしまうほど立派なビルの一室に事務所を構えており、入館の際パスポートなどでの身分証明が必要となります。

・盤谷日本人商工会議所(JCC)

・日本貿易機構(JETRO)ビジネスライブラリー

・国際協力機構(JICA)タイ事務所

・国際交流基金バンコク日本文化センター図書館

JCCではタイに限らずASEANのビジネスや経済に関する雑誌や書籍を読むことができます。また、JCCが刊行している”タイ国経済概況”はタイに関する幅広いテーマを扱っており、最新のデータを目にすることができるのでとても興味深くオススメです。