Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2011年6月号 文学部 K.A

●オリエンテーションについて

私の場合、オリエンテーションはありませんでした。大学の始まる日に担当者に会いに行かなければいけませんでしたが、IDナンバーをもらっただけでした。しかし、オリエンテーションはなくても履修登録や学生登録・担当教授(この大学にはadviserと呼ばれる教授が各学生につき様々な相談に乗ってくれます。私の場合、二人の担当教授が相談に乗ってくれます。)とコンタクトをとることなど自分でしなければならないことがたくさんあります。一番大変なことは、履修登録と学生登録です。履修登録は、龍谷大学と仕組みはほとんど同じです。全てインターネットで行います。少し複雑なので友達か担当教授と一緒にした方がいいとい思います。私の場合、人数オーバーで取れない授業があったので教授に相談して履修できるようにしてもらいました(人数オーバーの場合は、授業の教授のサインといくつかの書類を書いて提出するだけで履修することができます。)次に、学生登録です。学生登録というのは、自分の個人情報などを登録してIDカードを作ってもらうこと・大学に自分の在籍を登録するとこです。書類は、インターネットの中で制作しますが、提出はネットの中ではできず、直接オフィスに提出しなければなりません。IDカード作成時に銀行口座も開くため、書類の不備や証明写真の服装に厳しいです。そのため期限(今年は大学が始まって2週間)の前に前もって準備をしていた方がいいと思います。

●環境について

はじめに寮について話したいと思います。私の住んでいる寮は、大学の寮でチュラの外国人留学生とマスター以上のタイ人が住んでいます。女子寮・男子寮という区別はこの寮にはないです。施設自体は、とても古くあまり綺麗ではありません。そのため、多くの日本人留学生はこの寮から引っ越すことの方が多いようです。しかし、私はこの寮が気にっています。なぜなら、多くの学生と友達になることができるし、自分の語学能力を上げることもできると思うからです。タイ人と話す場合は、タイ語(チュラの学生は英語もすごくできるので、タイ語が分からなかった場合は英語で話すことができます。)を、外国人留学生と話す場合は英語を使います。さらにこの寮には、勉強できる共有スペースがあり多くの人がここで勉強をしているので勉強しなければという気になれます。困っていることと言えば、ネット環境があまり良くないということです。次に、治安について話したいと思います。バンコクの治安は、いいとは言えません。特に女性にとっては住みにくいようです。女性が一人で夜道を歩くのはすごく危険だと言われています。日本で生活するより、身の回りに注意をしなければならないので疲れやすいです。

●語学について

タイに留学するうえで、語学については誰もが悩むことだと思います。私の場合、大学の授業もタイ語での講義のため必ず勉強しなければなりませんでした。日本でもタイ語の勉強はしていたのですが、独学だったためあまり上達せずタイに留学することになりました。しかし、日本の大学が春休みになる2月からチュラロンコン大学が始まる6月まで時間があったので、先に来タイし語学学校に通うことにしました。語学学校選びは自分で学校を下見して決めた方がいいと思います。なぜなら、学校の指導方針はもちろんですが、学校自体の雰囲気・先生も重要だと思うからです。私の場合は、タイ語だけを勉強できる期間も少なかったのでできるだけ詰めて勉強できる語学学校を選びました。かなり詰めて教えてもらったのですが、まだまだ語学能力は足りていません。読み書きももちろん難しいのですが、私にとって一番難しかったのは発音です。未だにうまく発音することができずにタイ人に理解してもらえないことがあります。また、インターナショナルコースに留学するのであってもタイ語の勉強はしておいた方がいいと思います。大学では、英語でも通じますが日常生活はそうはいきません。例えば、食事をするにしても店員さんが英語をしゃべれる確率は少ないです(特に市場などの場合)。寮の受付の人もあまり英語が得意ではありません。また、タイ語がしゃべれる外国人というだけで気にしてくれるので生活しやすくなると思います。