Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

チュラロンコン大学
2013年1月号 文学部 K.K

1.この1年を振り返って

この1年を振り返って。自分なりに頑張ってきました。上手く行かないこともありました。しかし、私の人生に圧倒的にプラスになりました。私を支えてくださった先生方、国際部の方々、勉強を教えてくれた生徒達には感謝してもしきれません。この一年、あっというまとは思いません。初めてここに来た時、分からない事だらけでした。これらの問題を試行錯誤で解決してきました。タイで一人で生活することで、物事に臨機応変に対応できるようになったと思います。困難が起こっても、工夫して、手元にある物を活用し、時には捨てて、時には慎重に、時には思い切り良く。どうすれば上手く使えるか、また道具というものが永遠の物ではないことを思い知らされました。日本で当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなかったのを知りました。日本という国が実に住みやすい国だと言う事に気づきました。食べ物の安全性、飲み物の安全性。道路の美しさと衛生、排水設備、インターネットの早さ。すばらしい国です。日本が好きになったため、日本人を好きになり、日本人を応援したくなりました。

今までは、タイという国をニュースや教科書で見たくらいでしたが、実際の国を見る事ができました。たくさんの事を経験したと言いたいところですが、あまり経験できていません。行った場所も限られています。できなかったこともありますが、後悔はしていません。語学学校に通い、祭りに参加したり、友人と食べに行ったりしました。時には病気になったりもしました。村や人や仕事ぶり、気候を見てきました。学生たちの熱心さ、専門性の高さに驚かされ続けました。休暇が終わってからは荷物の整理をしました。大変でした。国際部の方々の笑顔に何度も勇気づけられました。思えば、多くの方に助けられてきました。留学の準備段階から走り回りました。大変な準備をして、ここまでやってきました。留学中も大変でした。パーリ語の能力は上がり、いくつか暗記できました。この留学が成功なのかどうか不明ですが、私は全力をつくして来たと思います。ここへ来て10ヶ月です、合計で1年間滞在することになります。まだ、残り2ヶ月あります。この時間を使って、授業での課題のレポートを完成させたいと思います。授業は面白いです。私が書くマンスリーレポートはこれで最後ですが、今後は、時間に余裕ができるので、もっと多くのことに挑戦したいと思います。

 

2.帰国後どう留学経験を生かす予定なのか

私は4年で留学し、帰国したら5年生になります。最後に卒業論文を作成します。この論文に全力をそそごうと思います。この留学中にパーリ語を学び、出家も経験しました。留学中にPDF化した資料で効率的に情報を見つけ、論文を書いてゆこうと思います。鉢や衣を持って帰るので、実物を使って情報を得ることができるでしょう。それらを研究する他の生徒の学習にも役立つはずです。実体験を参考にして、そして、お寺でのお坊さんの話も参考にしようと思います。卒業後は、またタイに行って、出家をする予定です。留学中に出会った方々との縁を大切にして、勉強を続け、卒業後のタイでの出家生活への移行に生かそうと思います。

 

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