Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大葉大学
2023年 5月号 国際学部 H・T

〈治安、危険を感じたこと、トラブルについて〉

私自身台湾で過ごしていて危険を感じたことは一度もありません。そのため、台湾は非常に安全な国だと私は思います。また、以前夜中に台中の街中を歩くことがあったのですが、人に会っても特にトラブルも無く、何も問題はありませんでした。ただ、台湾は日本と比べてもホームレスの人が多く台中など都市部ではよく見かけることがあります。特に何かしてくるという訳ではないのですが、夜歩くときは少し注意した方が良いかもしれません。また、大葉大学周辺は非常に田舎なので、人というよりも野犬など動物に注意した方が良いと思います。

ただ、個人的に台湾の夜は怖いわけではなく活気溢れる楽しい時間という印象が私にはあります。そのイメージを作っているのが台湾名物でもある「夜市」です。夜市は屋台や露店、雑貨、売店、移動販売などのお店が商店街のように集まった市場のような場所です。基本的に夜市は、名前通りで夕方ごろから店が開きだし、台中や高雄の夜市になると夜中まで開いている夜市もあります。個人的にお気に入りの夜市である逢甲夜市は台湾の中でも非常に大きな夜市で、いつも大勢の人で賑わっています。また、逢甲夜市は、台湾料理だけでなく、日本やタイ、ベトナムなど様々な国の料理が食べられたりもするので、機会があれば是非行ってみることをお勧めします。また、比較的海が近い地域である高雄や台東、屏東の夜市になるとエビや貝、魚など魚介類を売っているお店は格段に増えます。このように、地域によって夜市の特色も変化することから、様々な夜市に行って実際に見て比較してみるのもありかもしれません。また、こんなに夜市について熱弁している私ですが、台北の夜市には行ったことがないので今度また行ってみます笑。

↑逢甲夜市

〈台湾の外食・持ち帰り文化〉

台湾に来て個人的に衝撃を受けたことがあります。それは「食生活」です。台湾の人たちは食事を外で済ますことが非常に多いです。これは個人的経験なのですが、大学で出会った台湾人の友人のほとんどが週に何度も、外食やテイクアウト、宅配などで食事を済ましていると言っていました。私自身、最近になって友人の家でご飯を一緒に作ったり、大学で知り合った職員の方が他の留学生と一緒にご飯に誘ってくれるなどで外食の頻度は少し減りました。しかし、それ以前は一日の食事のほとんどを食堂や、コンビニ、レストランで済ますことが多かったです。その最も大きな理由はやはり価格の影響が大きいと思います。台湾では一回の食事が大体平均、一食40台湾ドルから、180台湾ドルほどで済んでしまうことが多く、日本と比べると比較的安いと思います。ただし、コンビニやマクドナルドなどチェーン店は日本の価格とそう変わりません。また、ヨーロッパ料理や日本料理は日本と比較しても高いことが多いので注意してください。

また、価格以外にも台湾独特の文化で外帶(ワイダイ)と呼ばれるテイクアウト文化が台湾の外食文化を根強いものにしているといえます。外帶は私の経験上だとどこの飲食店でも用いることができ、食べる前でも、食べてる途中でも「外帶可以嗎?」(ワイダイクーイーマ)(持ち帰りできますか)と聞けば、店員さんがテイクアウトの準備をしてくれます。また、一般的に店に入ると大体、「外帶嗎? 內用嗎?」(ワイダイマ?ネイヨンマ?)のように聞かれるところが多いです。持ち帰りなら「外帶」、店内で食べるなら「內用」と答えましょう。この外帶は貰えるケースもしっかりしているものが多く、非常に便利です。台湾に来たら積極的に活用することをお勧めします!!

 

では、また来月号で!再見!!