【余暇の過ごし方】
まず、長期休み以外の休日や放課後は、学内で友人と遊んだり大連市内へ買い物をしに行ったりしています。中国人学生のサークルへ参加している学生もいます。
また、祭日などで連休になったときは小旅行することもあります。4月末から5月頭にかけてのゴールデンウェークは、日本人の友人と香港へ旅行に行きました。6月の三連休の際は中国人の友人とともに彼女の故郷である瀋陽のあたりへと旅行し、彼女の実家へも訪問しました。中国の高速寝台列車に乗ったり、中国の農村の暮らしを体験出来たりと、とてもいい思い出になりました。
長期休みの間はほとんどの学生が大連外国語大学の寮から出ます。寮で暮らす事もできますが、1日50元かかります。私たち留学生は、一時帰国したり中国で国内旅行したり短期講習を受けたりと、各々自由に過ごします。今年の大連外国語大学の夏休みは、7月11日から8月28日までの約1か月半でした。
私は、一度日本に帰って日本の夏を満喫したのち、家族とともに大連へと行き、家族に大連を紹介しました。どこへ行くにも何をするにもすべて私が中国語で話すことが必要になるので、とても大変でしたが非常にいい経験になりました。
【新学期が始まって】
9月から新学期が始まり、私の生活も少し変わりました。
大連外国語大学の留学生寮は学期ごとの契約なので、大連に戻ってきてすぐにもう一度入寮手続きをします。6人部屋に住んでいると、部屋の中に库房(物置部屋)があるので、長期休みの間そこに自分の荷物を置いておくことが出来、とても助かります。
私は先学期と同じ部屋で継続して住みたかったので、先学期末に部屋の予約をしておきました。どこの部屋でもいい場合、予約は必要ありません。
また、ルームメイトに関して寮の事務員に希望を伝えておくこともできます(日本人希望や、欧米人NG等)。しかし、これは自分の出会いの幅を自ら狭めてしまうことになるのであまりお勧めしません。
私はルームメイトに関しての希望を一切伝えなかった結果、日本人(私)・アルメニア人(2人)・ベトナム人・ウクライナ人・カザフスタン人の5か国の学生が同居するという多国籍部屋になりました。文化や宗教の違いはありますが、とても楽しく暮らしています。
例えば、カザフスタンの子はムスリムなので、豚肉は絶対に食べませんしお酒も飲みません。日本ではムスリムの方と交流できる機会が少ないので、彼女との生活でムスリムに対する理解を深めていければいいなと思っています。また、アルメニアとウクライナとカザフスタンは元ソ連だった国家なので、その国で育った彼女たちはロシア語を話すことが出来ます(彼女らの親世代がロシア語公用語時代に育ち、母国語が得意でないため)。これらの国が元ソ連というのは知識としてはありましたが、今の子らの年代にまで影響があるとは思いもしなかったので驚きました。
授業の方は、クラスが中級Cクラスから中級Aクラスへと上がり、新しく翻訳の授業が増えました。翻訳の授業では、中日・中韓・中露・中英の4か国語でクラスが分かれ、それぞれ担当の中国人教諭の指導のもと日本語から中国語への翻訳を学んでいきます。中級Aクラスの学生以外でも希望すれば受講することが可能なので、将来中国語を使う仕事を考えているなら、お勧めの授業です。