Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2015年7月号 政策学部 N.N

【日本から持ってきてよかったもの】

・のど飴…大連の空気は日本に比べてとても乾燥しています。敏感な人はよく空気中の粉じんの影響でのどを痛めます。日本ののど飴は味も良く、安心して使うことが出来るので重宝しました。

・リセッシュ等の消臭剤…大連ではあまり見かけない気がします。冬用のコートなど、自分では洗えない衣服に食事の際の臭いがついてしまったときに役立ちます。

・日中辞典(書籍)…中国語学習のために留学する人の大多数は電子辞書を持っていると思いますが、電子辞書が壊れた時や紛失した時のために持ってきておくと安心です。私は電子辞書の日中辞典機能だけが故障したので、その際に重宝しました。

・就活関連の書籍…3年次に一年間の留学に行くと、大学が開催するキャリア(就職・進路)セミナーに参加することが出来ません。自分自身で情報収集し、準備していくことが求められます。実際に帰国後すぐに就職活動を始めるか始めないかに関わらず、あると安心します。(パソコン等があれば、もちろんインターネット上で情報収集することも可能ですが、いつでもネット環境が良いとは限りません。)

・語学勉強用の書籍…HSK等の試験対策本やその他中国語学習用の書籍(日本語で書いてあるもの)は、大連では入手することが出来ませんでした。中国語のレベルがある程度ついていれば、中国語で書かれたものを現地で購入しても十分使用できると思います。

 

日用品や食べ物等は、大連市内の商業施設でもいたるところで取り扱われていますが、どれもかなり割高です。どうしても日本のものでないと心配な物や、中国では流通していないもの以外は、中国国内で生産されている中国メーカーの安価なものを購入したほうがいいように感じます。

 

【海外から見た日本の印象】

中国での留学生活を通して、以前よりも、日本という国を外側から客観的に見ることが多くなってきました。私自身は日本人なので、完全に外国人的な感覚で日本を見ることは出来ませんが、違う国籍の友人に言われて気づいたこともあります。

 

まず、日本の製品について。上記でも触れていますが、日本の製品はいたるところで見つけることが出来ます。しかし、価格設定はこちらの金銭感覚で考えると結構高めなので、ここで暮らす大多数の中国人にとっては贅沢品です。とは言え、日本製品は良質で安心安全と、価格が少々高めでも売れているようです。

良質・安心安全というイメージが効果を発揮するのは、電子機器や健康食品などです。特に、ダイエット食品やサプリメント、染髪料、ホットアイマスク等、日本のドラッグストアで取り扱われている様なものをよく目にします。

留学前の私のイメージでは、和のモチーフを用いた小物なんかが日本のものとして親しまれているのではないかと思っていましたが、実際はかなり実用的なものが信頼され、求められていると実感します。

 

続いて日本人についてのイメージですが、これは私が実際に言われたことのある「日本人ってこうだよね。」を紹介します。

勤勉、親切、責任感がある、信頼できる、友好的、礼儀正しい、他人を気遣う、

義理堅い、よく笑う、自己主張をしない、よく知らないモノに対して嫌な目を向ける、

髪型がかわいい(女性)、化粧の仕方がかわいい(女性)、服がかわいい(女性)、

背が低い(男女)、目が大きい(男女)、異常に痩せたがる(女性)、英語を話せない、等々

納得できるものや意外なもの、様々ありますが、私が一番うれしいと感じたのは、「日本人は信頼できる人々だ」と言われたことです。

私は、国民のイメージとは、それまでにその人が出会ってきた人々との関係や、言動の積み重ねだと考えます。私が海外で行う全ての行動は、そのまま日本人のイメージとなることをしっかり自覚し、これからの留学生活も様々な国の人と交流したいと思います。