Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2010年10月号 文学部 Y.I

<この1年を振りかえって>

この1年で私は多くのことを経験し、多くのことを学びました。中国語、留学に来る前はたくさん中国語を話してやろうと意気込んでいましたが、実際中国に来てみると、自分の中国語が全く通じず、授業さえついていけずに悩んだ時期もありました。でもそんな時励ましてくれたのは周りにいる友人たちでした。「みんな延びる時期、延びない時期があるのだから焦るなと」言ってくれ、そっと背中を押してくれました。また体調を崩し、一人休んでいた時には、多くの友人が声をかけてくれました。この留学でできた友人たちは私にとって本当に大切な宝物です。

そんな中私は後期のクラスで班長になりました。班長になる前は本当に自分なんかでいいのだろうかと不安でした。しかし推薦してくれたクラスメイトを信じて、また班長の仕事を通して成長してやるんだという気持ちで班長の仕事を引き受けました。今では色々考え悩みながら、またクラスメイトの皆に助けてもらいながらですが、以前よりは積極的に自分の考えを発言し、行動できるようになったと思います。

留学は色々な国の人との共同生活です。決して自分だけの生活ではありません。時には文化の違いのあまり衝突することもあります。初めはすごく嫌でしたが、今ではこれも国際交流なのだと考えられるようになり、またお互いの主張も理解し合えるようになってきました。まだ少しある残りの留学生活、時間を大切にして、精一杯できる限りの中国語の勉強と国際交流をやっていきたいと思います。

 

<帰国後の予定>

帰国後まずは自分専攻である東洋史学の研究に取りかかろうと思っています。私は3年時のゼミを覆修していないので、周りの皆に比べ1年間研究が遅れています。少しでも遅れを取り戻すためにしっかりと研究に取り組みたいと思います。

また来年4年生になる私は大学での研究と同時に、就職活動に取り組まなければなりません。正直就職活動に関してはまだあまりよく分からない状態で、とても不安です。ただ留学に来てから色々な人と接することが楽しくなり、その都度喜びを感じるようになりました。まだ具体的に何がしたいかなどは決まっていませんが、色々な人と交流していく中で自分自身成長していけるような仕事に就きたいと思っています。

また今後も中国語は続けていきます。せっかくもらったこの留学のチャンスを無駄にしないためにも、さらに自分の中国語に磨きをかけ、中国の方とも交流を深めていきたいです。

 

<大連の冬に向けて>

大連は風が強く、冬はとても寒いです。9月の末ごろから冷え始め、10月中旬には服を重ね着しないといけなくなり、寒い日にはダウンジャケットを着ている人もいます。汉学院の宿舎の部屋は北側の部屋と南側の部屋とがあり、北側の部屋は大連の町の景色を眺められるのですが、日当たりが悪く冬はとても寒いです。もし宿舎に住むのであれば冬は南側の部屋がお勧めです。

しかしこんな寒い中でも日中には多くの人がグラウンドに出て運動をしています。大連外大では9月下旬に大学の運動会があり、10月下旬には留学生だけの運動会があります。大学の運動会は本格的で短・中・長距離、跳躍、投擲などの競技があり、学科対抗で行われます。私たちも汉学院留学生チームとして参加します。旅順の整ったグラウンドで競技を行えるので参加すれば必ずいい経験になるはずです。また10月下旬に行われる留学生だけの運動会は授業の終わった午後に行われ、二人三脚などみんなで楽しめる感じの運動会です。そんなに規模は大きくありませんが意外と盛り上がって楽しかったです。

もうすぐ本格的な冬の時期に入ります。多くの人が電気マットやヒーターを購入し、冬に備えています。私は電気マットやヒーターどころか冬服さえ足りずに焦っているここ最近です。もし大連に来るのであれば冬の寒さには覚悟して来なければなりません(笑)