Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2016年8月号 国際文化学部 T.S

「試験について」

こちらの大学での試験は日本と同様に中間テストと期末テストがあります。

僕のクラスの場合、中間テストは二つの科目しかなく自分で書いた作文を暗唱して読むというものと教科書の練習問題から出題されるペーパーテストがありました。テストといってもそれほど厳格なものではなくみんな割とラフな感じで受けているという印象でした。テスト自体もそんなに難しいわけではなく普段普通に授業を受けていて何日か前から備えれば問題なく解けます。しかも日本人は漢字文化なので少し有利かも、、

期末テストについてですが、期末テストはもちろん全科目あります。日本と同じくテスト期間なるものがありその期間中にペーパーテストを行うのですが科目によってはペーパーテストだけではなくスピーキングやリーディングのテストもあったりします。やはり中間テストに比べ難易度も高くなり範囲も広くなるためそれ相応の準備が必要になってきます。

テスト前はやはり日本と同じような光景になります。図書館や近くのカフェは隙間のないほど人で埋め尽くされペンの走る音とページをめくる音だけが聞こえてきます。中国人は特に勉強熱心なイメージがありテスト前でなくても常に勉強しています。僕自身そんな中国人のひたむきさを残りの半年間で身に着けられるように努力していきたいです。

 

「夏休みの過ごし方」

テストが終わるとすぐに夏休みに突入します。日本に帰る人もいれば残って補講を受ける人、旅行に行く人など夏休みの過ごし方は人それぞれです。ということで僕の夏休みの過ごし方を紹介したいと思います。

テストが終わり夏休みが始まったのが7月5日でした。僕はそこから5日くらいを学校で暇をもてあそばせ、11日に父のいる安徽省に向かうためまず飛行機で上海まで飛びました。そこで一泊し翌日に中国の新幹線である高鉄にのり安徽省は蚌埠まで約二時間半の道のり。そこで父の工場を見学したり少しお手伝いをしたり、ぶらぶら近辺を歩いたりしながら10日ほど過ごし日本に帰りました。

日本で20日ほど過ごしたのち8月13日、今度は家族で上海に向かい現地で父と合流し上海を旅行。僕の誕生日である15日に上海に僕だけを残して家族全員帰国。僕は翌日に北京に飛びました。奇跡のような出会いが待っているとも知らずに。北京に着いた僕はチェックインを済ませ観光に出かけました。2時ごろに到着したためそれほど時間もなくこの日は王府井と天安門も見るだけにとどめホテルに戻りました。にしても圧倒的な中国人の多さにかなり疲弊し、くたくたになって帰ってきました。

次の日、また天安門まで行き中に入ってみましたが昨日以上の人の数に飲み込まれそんなに長くはいれませんでした。しかし美しい建築物や日本ではあまり目にできないほどのスケールの大きさにただただ感嘆するばかりでした。そしてその足で地下鉄に乗り込み万里の長城に向かいました。万里の長城でも一番有名な八达岭へは鉄道が便利なようでチケット(90円ほど)を買い座席を確保するために20分前くらいから並びました。北京北駅から万里の長城までは約1時間半ほど。一時間もすれば車窓からは水墨画にでも描かれていそうな山々が見え始め、そうしている間に急に万里の長城が山頂に神々しくあらわれました。到着した駅から長城までは15分ほど歩きます。少し雨も降りかなり曇っていたのですがそれでも来た価値はかなりあったと思います。曇りだったからこそ雲の切れ間からたまに顔をのぞかせる向こうのほうの長城がさらにスケールの大きさを引き立たせ、さながら天空の城ラピュタのようでした。その帰りまさに奇跡の出会いが!!

帰りに日本人らしき男の人を見つけ話しかけてみたら、案の定日本人で話しているとまさかの実家の距離が1kmほどしか離れていないことが発覚したんです!京都というだけでもすごいのに最寄り駅まで一緒なんて、、ほんとにこんなことってあるんですね。これも運命だとした神様憎いですね(笑)

とまあいろいろありましたが無事に大連に帰ってこれてホッとしております。

みなさんが充実した夏休みを送れることを願っています。(もう終わりかけですが、、)