大連外国語大学
2018年5月号 国際学部 M.T
授業紹介
まずクラスについてですが、大きく分けて初級・中級・高級の3つの級があります。その中でもさらに初級A〜C、中級A〜C、高級A、Bといったクラスに分けられています。3月に入学手続きを済ませてから授業開始日までに、クラス分けテストが行われました。このテスト結果により一応クラスが決められるのですが、授業開始から3日間ほどは他のクラスの授業も受けることができ、最初に決められたクラスが自分のレベルに合っていないと感じたら、クラス変更することも可能です。私はもともとのクラスの進むスピードが速くついていくのが大変そうだったため、中級Bから中級Cに変更しました。 中級Cの授業科目は精读・听和说・阅读の3科目があります。精读では、教科書の文章に沿った単語や文法を学びます。听和说は音声を聞いて問題を解くリスニング練習と、小グループになって与えられたテーマについて話し合ったり発表するようなスピーキング練習の授業です。阅读は読解の授業です。決められた時間内で長文を読み問題を解いていきます。科目によって先生は異なりますが、どの授業も進むスピードが速いです。留学に来たばかりの頃は先生の話をなかなか聞き取ることができず、理解するのにかなりの集中力が必要でした。特に私が大変だと感じた授業は听和说です。この授業のリスニング音声は中国人が普段話すスピードで流れるため、かなり速く、内容も難しいものばかりです。日本人にとって漢字を見ればなんとなく意味を理解することができる精读や阅读とはちがい、この授業はある程度のリスニング力が必要になってくるので、留学に来る前から中国人が話すスピードのリスニング練習をしておくと良いと思います。
体育祭について
大学ではゴールデンウィークが明けてすぐの5月上旬に、今年で7回目となる留学生対象の体育祭 “阳光杯” が行われました。体育祭といっても小規模なもので、生徒は自由参加でした。体育祭は午前の授業が終わった午後1時半に開幕しました。2、3クラス合同のチームが作られ、合計9チームで競い合います。競技種目は全部で5つあり、大縄跳びや二人三脚、10人ほどが輪になって手を繋いでフラフープを回していくような種目など、ユニークなものもありました。運動が苦手な人や年配の方でも楽しめるような簡単な種目ばかりだったので、幅広い年齢層の人が参加していました。私はもともと参加する気はなく、クラスメイトを応援しに行こうとグラウンドに行ったのですが、クラスメイトに誘われて急遽2種目参加しました。予行練習などはなく、競技本番の直前に5分間ほどの練習時間が与えられました。ほとんど練習が出来ないまま本番に挑むかたちになりましたが、それはそれでみんなで協力しながら出来たので楽しかったです。この体育祭では種目ごとに順位が決められ、その種目に参加した人のみ1位、2位、3位、参加賞と書かれた紙をもらいます。その紙を持って後日学校の事務室に行くと、順位によって異なりますが、Tシャツやポケットティッシュ、ボディーソープなどと交換してくれます。この体育祭のおかげで、普段あまり話す機会がない他クラスの人と会話ができたりクラスメイトとさらに距離を縮めることができたので、参加して良かったなと思いました。
左→精读の授業風景 右→体育祭の様子