治安、危険だと感じたこと、トラブルについて
交通の面に関しては、やはり日本と違い少し危険であるなと感じました。中国では歩行者優先という概念がなく、信号が青でも常に車に気を使って道路を渡らなければなりません。また横断歩道自体が少ないため、横断歩道のないところでも向かい側へと渡ろうとする人も多く、車がたくさん走っている道路のど真ん中に人がいるといった状況も少なくありません。また運転も荒く、常にクラクションが鳴り響いていたり、車間距離がとても近かったりと、日本の交通状況とは全く違います。日本はものすごく安全運転であるなと思いました。しかし中国の交通状況は日本ほど安全ではないですが、ちゃんと注意を払っていれば問題はないので、そこまで深刻に考える必要はありません。ここ大連に来る前は、中国はきっと日本よりも治安が悪いだろう、盗難にあったらどうしようと、とても不安に感じていましたが、私自身の今の感覚では中国は日本と同じくらい安全であるなと感じています。もちろん夜遅くなどに一人で出歩くといった行動は危険ですし、治安の悪いところに行けば危険だと思いますが、それは日本でも同じであって、少なくとも私の住むここ大連は日本と同じくらい安全ですし、とても居心地がいいです。おそらく中国に行ったことのない日本人は、中国は日本ほど安全でない、治安も悪いと偏見を持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、実際はそんなことなく、少なくとも私はとても過ごしやすいところであると感じています。
国際文化祭について
6月22日、第四回国際文化祭が行われました。それぞれの国が、その国の伝統衣装を着てステージに立ったり、各国の伝統的なダンスを披露したり歌を歌ったり、各国が作成したPRビデオがスクリーンに映し出されたり、各国の伝統的な料理が食べることができたりと、ここに来てから早3か月が経ちますが、この日は今までで一番他の国の文化を肌で感じることができた日でした。この文化祭は大連外国語大学の留学生たちがダンスやPRビデオ、伝統料理などを一から準備して出来上がった文化祭であり、文化祭が開催される1か月以上前からみんな一生懸命準備を始めていました。私自身も屋台の装飾のリーダーを任され、みんなでデザインを考え、限られた予算の中で材料を協力して集め、文化祭が開催される数週間前から毎日装飾担当の人たちと集まってみんなで協力して作成していき、最終的にどの国にも勝るクオリティーの高い装飾を完成させることができました。もちろん文化祭の準備をしている期間にも授業はありますし、授業の予習復習、宿題もたくさんあり両立するのはとても大変でしたが、長い期間をかけてみんなで協力して一から大きな作品を作り出すというのは何とも言えない達成感でした。とてもいい経験ができたなと感じています。大連外国語大学の文化祭の醍醐味はステージです。それぞれの国特有のダンスや歌はどの国も圧巻で、各国の人々が各自の伝統衣装を着ている姿はとても美しくてカッコよくて、どのファッションショーよりも素晴らしかったです。みんなが毎日一生懸命公園や教室などで練習、準備をしていたのを見てきたというのもあり、本当にとても感動しました。今まで経験したどの文化祭よりも楽しかったです。大連外国語大学に留学に来ていなければこれらの達成感や感動、楽しさは体感することはきなかっただろうし、ここに来て本当によかったなと感じることができた一日でした。