Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2024年1月号 政策学研究科 F.K

①この留学を振り返って

中国での1年間の留学生活は私にとって、かけがえのない思い出です。語学力の向上はもちろん、対人関係能力の向上、異文化理解、柔軟性など様々なスキルを身につけることができました。「井の中の蛙大海を知らず」という言葉があるように、他国での生活を通じて、日本の強みや弱みを客観視し、視野を広げることができました。

また、中国は世界第2位の経済力を有していることに加え、IT先進国でもあります。そのような国に訪れ、その土地の文化や価値観を自分の目で見て現状を学ぶことができたことは、今後の人生において大いに役立つと感じました。自身の能力に限らず、帰国後もお互いの近況を報告し合える友達に出会えたことも大きな収穫でした。右も左も分からない環境下であったからこそ、国籍を超えてお互いに支え合い、留学生活を乗り越えることができました。

英語圏に比べて中華圏への留学はマイナーな選択かもしれませんが、私は非常に価値のある経験だと感じましたので、悩まれている方には是非勇気を出して中国留学に挑戦してみてほしいです。

留学経験をどのように活かすか

私は、留学生活を通じて学んだことを活かして就職活動を行ったことで、自身が目指す夢に一歩近づくことができました。大連外国語大学では、留学生活を充実させるための機会がたくさん用意されているので、貴重な留学生活を最大限に有意義なものにできると思います。私は、そのような環境を活かして、部活や文化祭でのリーダー経験、スピーチコンテストなど自身の成長につながるチャンスを主体的に掴みにいきました。そして、そこから得た知見等を就職活動に繋げました。

社会人になってからは日本と中国の両国に関わりながら、双方の関係性構築に貢献したいと考えています。その際に、中国で学んだ対人関係構築スキルや柔軟性などを活かして、これからも成長していきたいです。「百聞は一見にしかず」という言葉通り、日本という国しか知らなかった時の自分は、想像以上に様々なことに無意識に偏見を抱いていたことに気づきました。世の中にはまだまだ私が知らないことがたくさんあると思うので、何事もフラットに前向きに捉えて吸収していきたいと思います。

今でも中国での留学生活を思い返して、その時の楽しかった思い出に浸ることがあります。それほど人生の中で一番楽しかった時間でした。最後になりましたが、留学生活をサポートしてくださいました龍谷大学、大連外国語大学の教職員の皆さま、1年間本当にありがとうございました。