Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2012年4月号 国際文化学部 T.S

授業紹介①(受講している科目について)

 わたしは現在、大学内で開講されている外国人を対象とした韓国語講座を受講しています。1年4学期制で各学期の期間は10週です。この講座ではレベルテストの結果によって初級1、初級2、中級1、中級2、高級1のいずれかのクラスに分けられ、初級1から初級2までは午後、中級1から高級1までは午前中に授業が行われます。わたしは現在中級1のクラスで勉強しています。同じクラスでは15人程度の留学生が一緒に勉強しているのですが、わたし以外の留学生はみな中国人です。初めの頃は言葉の問題などもあり不安はたくさんありましたが、みんなとても親切で休憩時間には一緒に韓国語で話したりもするのですぐに仲良くなることが出来ました。授業は文法、リスニング、リーディングなどを中心に進められ、新しく文法を習ったらワークブックをして十分に理解を深めていきます。分からないことがあれば授業中はもちろん、休憩時間や授業後にも先生に質問することができ、とても丁寧に教えてもらえるので安心です。また授業の時間内に映画を見たり、韓国の伝統的な遊びをしたり、教科書でも韓国の文化や風習などを題材にしたものが多くあるのでとても楽しく韓国語を勉強することが出来ると思います。

 

カルチャーショックについて

 わたしがこちらに来て、一番違いを感じるのは地下鉄に乗る時です。地下鉄の施設自体に大きな違いは見受けられないのですが、韓国の地下鉄では普通に携帯電話を使うことが出来ます。そして車内での通話が禁止されているわけではないので、日本では考えられませんが通話をしている人の姿もよく目にします。そしてわたしが一番驚いたのが地下鉄の車内で商品を販売している人がいることです。普通に座席に座っていると膝の上に商品を置いていき、しばらくして買わないとわかるとまた回収にやってきます。さらに車内で実演販売をする人もいて日本では見られない光景にとても驚きました。また地下鉄の料金についてですが、日本に比べると大変安いです。遠くても近くてもあまり料金に変わりはなく、大学の学生証にお金をチャージしておけばそれを利用して乗ることもできるので大変便利です。

 そしてこちらの学生が大変よく勉強することにも驚きました。普段はサークル活動をしたり、遊んだりと勉強一色というわけではないのですがテスト前になると休日であっても学校に来て、図書館で朝早くから夜遅くまで熱心に勉強します。韓国では1学期間に中間試験と期末試験の2回の試験があり、普段から勉強しなければならない機会も多いように感じます。全体的に見ても日本の学生よりよく勉強している印象を受けました。

 

自由テーマ

 東亞大学にはグローバルメントと呼ばれる、希望する留学生に韓国人の学生を紹介してくれる制度があります。グローバルメントは韓国語の勉強の手伝ってくれたり、一緒に課外活動をしたりと韓国人の学生と交流する機会が多くなるので、とてもいい経験になると思います。わたしは週一回、紹介してもらった韓国人の学生と会って韓国語を一緒に勉強したり、同じ年の学生なので普段友達とするような会話をして楽しく過ごしています。また課外活動としてメントと一緒に釜山にある名所、5か所を訪れてそのことについて報告書を書くという課題もありました。休日を利用して学校から離れたところに行ってみたり、メントが知っている美味しい食べ物を食べに行ったりと自分ひとりではなかなか出来ないこともたくさん出来るので、釜山を観光するとてもいい機会になりました。そして今月はメントと留学生が一緒に行くGlobal Friendship Campというものがあり、慶州に1泊2日で様々な課外活動をしに行きました。このキャンプでは韓国の伝統的な家がある場所や仏国寺と呼ばれるお寺を訪れたりしました。ここでもミッションが与えられており、韓国の文化を学ぶ機会がたくさんあったのでとてもいい経験になりました。普段、韓国語講座の授業をとっているだけでは韓国人の学生と交流する機会は少なく、友達を作るのもなかなか難しいのでこの制度はとてもありがたいです。