Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2013年12月号 文学部 N.S

*現地の学生、友人について

韓国の学生は、一言でいうと「遊ぶ時には思い切り遊ぶ!勉強するときには集中!」といったON・OFFがはっきりしています。試験前になると図書館や自習室の席はぎっしり埋まり、熱心な姿をよく見ます。 友人関係について。留学前から海外交流に興味があり、積極的に留学生との関わりを持っていたため、友人関係を一から始めるようなことはありませんでした。釜山だけでなく、各地に友人がいるため、遠出した際は必ず友人を訪ねています。東亜大学では国際交流programで出会った友人と食事をしたり遊んだり、そのまた友人を紹介してもらったり、繋がりはどんどん広がっていきました。社会人の友人とご飯をする機会があったのですが、その際、訪れたホルモン焼き屋のおばさんと話が合って盛り上がり、お酌を交わし、ご厚意でメニューにない柿を剥いて、食べさしてもらい(笑)、韓国の方とここまで楽しくお酒を飲んだことはここにきて初めてのことでした。 そんな中で悔やむことがひとつあります。それは、留学生の立場からか、日本人の特性なのか、言語が完璧に通じないことを恐れて、約束をとりつけようと自分から積極的に声をかけず、受け身になっていたことです。「気付いた時が早い」という言葉があるように、受け身体制を変え、残り時間を有意義に楽しみたいです。

 

*国内旅行

金曜日の午前授業が終わってすぐ、高速バスに乗って2泊3日のソウルの旅へ行きました。前述で述べたように、ソウルにも友人がいるため、宿泊先は友人宅にお世話になり、そこから各地を巡りました。現在、韓国ではストライキ最中のためバスやKTX(日本でいうと新幹線)の交通機関がきちんと運行するか心配していましたが、往復とも何事もなく到着し、一日目は、夏の台湾旅行で親しくなった台湾人の友人たちがソウルに来ていたため、夕食をともにし、再会を喜びました。友人宅に向かう際、電車に乗ったのですが、息が詰まるほどの満員電車なのに、扉に挟まれてでも乗車しようとする光景を何度も目にし、ゆったりとしたあの釜山に戻りたいと痛感しました。二日目は、韓国らしい雰囲気と情緒がある仁寺洞、北村韓屋村、三清洞や朝鮮時代から続く歴史ある成均館大学へ。夕食後の夜食は、ザ・韓国スタイル!! 配達で注文したチメク(チキンとビール)を食べながら夜を明かしました。最終日は、韓国の早稲田大学・延世大学、東亜大学語学堂で使用している「西江韓国語」を編著する西江大学、そして戦争記念館、雪祭りへ。短い日程だったため、行きたい場所はまだまだ残っています。もっと早くに、休暇など時間がたっぷりあったときに行けばよかったと思う反面、ゆったりとした雰囲気と方言のある釜山の魅力に気付いたソウル旅行でした。

 

(左から。ホルモン焼き、現地の友人と、ソウル駅、台湾の友人たちと、南山タワー、三清洞、仁寺洞にしかないハングル表記のstarbucks)