①この留学を振り返って
この留学を振り返ると、本当にあっという間で、濃く、楽しく、幸せな1年でした。
私は大学1年生より韓国語を学んできましたが、教室の外で外国語を話すという機会は殆どなく、コリア語の実力を更に伸ばし韓国という国についてより深く理解する為に、勇気を持って引っ込み思案な自分の殻をやぶり、日本の外へ飛び出してみようと留学を決心しました。
実は私にとって、今回の留学が初めての海外でした。初めての海外ということで、自分の意志で留学という道を選んでおきながら、出発前には些細なことで不安になったり自分は本当に韓国でやっていけるのかと思い詰めて精神的に不安定になったりしましたが、釜山で生活しながら、出発前には想像できなかったほど、多様な文化を持つたくさんの人たちが私を助け支えてくれました。私は本当に周りの人たちに恵まれていたと思います。留学生活は決して楽なことばかりではありませんでしたが、めいいっぱい学び、遊び、最終的に「楽しかった!」と心から感じられるのはこの人たちがいたからです。留学に行ったことでまず感じられたことは、支えてくれる先生や友達の大切さだと思います。留学の楽しさは、そこで出会う人たちによって決まるといって過言ではありません。そして留学先ではそのために努力することがとても大切なことだと思います。
釜山は第2の故郷です。帰国した今、釜山の海や街や食べ物やそこで出会った人達がとても恋しく、東亞大学に留学して本当に本当に良かったと思います。改めて釜山で出会った全ての人に感謝します。
②帰国後どう留学経験を生かす予定か
留学では語学力の向上を確かにはかることができました。以前より韓国語を聞き取り自分の意思を細かく伝えられるようになりましたが、その一方で、学部授業を受けると学問的な韓国語には悪戦苦闘し、留学を通して日常生活に困らないレベルの韓国語を扱うことができるようになっても外国語の学習に100%の習得はないなと実感しました。そのうえでこれからも韓国語の学習は地道に続けていきたいと思っています。また言語面だけでなく、韓国で外国人として生活することで外国人という新しい目線から、どのような環境や社会が全ての人にとって過ごしやすいのか考えることができました。留学を経て視野をまた一層広げることができたと思います。
私自身、留学を経て物事により積極的に取り組めるようになりました。「なぜ韓国語を学ぶのか」と問われたことは少なくありません。私は韓国に留学したことによって、韓国語を通して多様な文化を感じ理解しながら、人との関わり方を知り、国際共生社会を考えました。この経験は私の人生の糧になるはずだと心から感じており、今後は就職活動において言語面以外でも留学を経て得たものも積極的にいかしていきたいです。