<カルチャーショックについて>
韓国に来てから、日本との違いで驚いた点がいくつかあります。今回は、私が韓国でカルチャーショックを感じた出来事について紹介します。
タクシーが安い!
韓国は日本に比べて、公共交通サービスが低料金に設定されています。地下鉄とバスが普及しており、どちらも1,300ウォンから利用可能です。交通サービスの中でも、日本との料金差が最も出るのがタクシーです。釜山では30分ほど乗っても10,000ウォンほどです。複数人で乗れば、バスに乗るよりも安い場合もあり、日本よりも気軽に利用できます。
せっかち文化 (빨리 빨리 문화)
韓国人の国民性を表す言葉としてせっかち文化(빨리 빨리 문화)があります。意味は言葉の通り、様々な状況下において行動を先急ぐ性質です。韓国のバスに乗ると、乗客は自分の降りる駅が近づくと、バスが停車する前から立ち上がり降車口の前に行きますし、バスやタクシーはかなりスピードを出して走ります。また、バス停でバスを待っている場合には、バスが近づくとアピールをしなければ、運転手さんが、乗客がいないとみなして停車せずに通り過ぎてしまうこともあります。
トイレについて
釜山ではまだトイレットペーパーを流せない場所も多く、その場合、備え付けのごみ箱に捨てなければなりません。また個室内にトイレットペーパーが備え付けられておらず、手洗い場付近にあるトイレットペーパーを事前に巻き取って個室に入らなければならない場合もあります。
<釜山市内の各エリアの特徴について>
ハダン
宿舎のあるスンハクキャンパスの地下鉄の最寄り駅であるハダン駅がありますが、宿舎からはかなり離れており、バスで10分~15分、徒歩で25分ほどかかります。飲食店やコンビニ、スーパーなどがあり、生活必需品はハダンで揃えることが出来ます。
南浦洞
ファッションやコスメのお店が多く存在する若い人々の集まるエリアです。龍頭山公園と釜山のランドマークである釜山タワーには、大通りから直結しているエレベーターに乗るとすぐに着きます。釜山国際映画祭(BIFF)の際に多くの人でにぎわうBIFF広場もあります。また、釜山の新鮮な海鮮が楽しめるチャガルチ市場やブピョンカントン夜市も、南浦洞から歩いて行くことのできる距離です
西面
釜山で一番賑わっているエリアで、ロッテマートやロッテシネマ釜山本店、カジノを併設したロッテホテルなどがあり、西面地区内でショッピングや娯楽を十分に堪能できます。またカフェが並んでいる田浦カフェストリートがあり、通りの雰囲気もおしゃれです。
センタムシティ
ロッテ百貨店、新世界百貨店、センタムシティモールなどの複合商業施設が駅から直結しています。特に新世界百貨店は、2009年に世界で最も大きなデパートとして選ばれたことで有名です。またコンベンションセンター、BEXCOや市立美術館、BIFFが開かれる世界最大規模の映画館など、釜山の文化的活動の中心地ともいえるエリアです。
トンネ
韓国の代表的な温泉街があります。
海雲台
釜山のビーチとして最も有名な海雲台ビーチがあります。また、海雲台駅から出ているバスに乗ると、海岸の絶壁に立つお寺、海東龍宮寺にもアクセス出来ます。
釜山駅
KTX,SRTといった高速鉄道の駅があります。KTXを利用した場合には、釜山からソウルまでおよそ2時間半で到着することが可能です。
ノポ
ノポには釜山総合バスターミナルがあり、世界遺産の古都、慶州へもこちらから出ているバスで行くことが出来ます。慶州までの高速バスは所用時間およそ50分、料金は4,500ウォンで、40分間隔で運行しています。バスターミナルはこちらのノポの他に、地下鉄ササン駅の近くにもあります。また、慶州までは上記のKTXも開通しており、30分ほどで着きますが、降車駅の新慶州は慶州市街地よりやや離れており、料金も10,000ウォンほどします。
また、ノポの周辺には、新羅時代に建立された韓国禅宗のお寺、梵魚寺があります。