Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2018年8月号 文学部 R.S

〈余暇の過ごし方〉

今回は留学中の余暇について紹介します。私は以前にも書いた通り、語学堂と大学の学部授業を両方受講しています。普段は午前から午後と時間をうまく調整して時間を合わせているのですが、大学の学部履修の学期(2学期制)と語学堂の学期(4学期制)にずれが生じるため、夏季休暇の時期が異なり、1日中まったく授業がないという期間は3週間程でした。

私はこの休暇期間に釜山周辺の観光名所を散策したり、博物館を見学したり、韓国人の友人の家で韓国料理を一緒に作ったりして過ごしました。

釜山市の隣には金海市があるのですが、古代、金海市と釜山市西部地域周辺には伽耶国という国があり、鉄の生産が有名で土器も大量に出土しています。金官伽耶国を建国したといわれる首露王の陵墓には遺跡や展示物などには展示解説が書かれてあるため分かりやすく、釜山市内の釜山博物館には多言語での解説文が添えられていて、どちらとも現在は無料で見学できます。

(首露王陵)

(釜山博物館)

また、釜山市は海水浴場が有名ですが、金海市にはロッテウォーターパークという夏季限定のレジャー施設があり、気分転換にも最適です。

さらに、釜山国際交流財団では釜山に住む外国人のための文化イベントを開催しており、今回私は釜山方言講座に参加しました。参加者のほとんどは社会人の釜山在住の外国人で、釜山方言をゲーム感覚で習っていく、という形式でした。聞いただけでは意味を連想しにくい難しい方言もありましたが、イベントはアットホームな雰囲気の中、進行していったので初対面の人とも楽しく交流することができました。

(釜山国際交流財団による釜山方言講座)

私の今回の夏季休暇は釜山周辺で過ごしましたが、韓国は交通費が安いので、夏季休暇を利用して慶州や全州、大邱やソウルなどの別の都市へ旅行に出かけることも難しくありません。次回の長期休暇では他の地域にも行く機会を作りたいと思います。

 

 

〈韓国の娯楽施設について〉

私が韓国に来てしばらくして、韓国人の友達とよく遊ぶようになってから感じたことなのですが、韓国は日本に比べると娯楽施設が多いことと価格の安さから多くの学生が娯楽を楽しんでいる印象があります。具体的には、コインカラオケや漫画・インターネットカフェ、ボードゲームカフェ、動物ふれあいカフェ、ビリヤード施設、卓球場、ゲームセンター、DVD映写室、ボーリング場などです。もちろん日本にもある施設なのですが、韓国は大学のキャンパス周辺に小規模で隣接している場合が多いです。

さらに、コインカラオケは1000ウォンで4曲、インターネットカフェは3時間で2000ウォンといったように、気軽に通いやすい価格設定です。私がこれらの中で特に印象深かったものは、ボードゲームカフェとDVD映写室です。

1つ目のボードゲームカフェは時間制で料金を払えば、店内に豊富に用意されたボードゲームをいくらでも使うことができます。ウノやジェンガなど日本でも有名なものもありますが、日本にはない韓国特有のボードゲームも多く、複雑なルールなどは韓国人の友人に教えてもらいながら、日本ではあまりできない韓国の娯楽文化を体験することができると思います。留学生の友人を交えれば、より親睦を深める助けになると思います。

2つ目に、DVD映写室ですが、友人同士でくつろぎながら映画鑑賞をすることができます。特に語学堂では先生から数年前の韓国の映画作品を勧められることも多いので、留学生の友人と映画を観て韓国語学習や韓国文化を学ぶことができると思います。多くは部屋毎の料金設定なので複数人で鑑賞すれば、その分一人当たりの料金は安く済むので、劇場で観るより経済的でもあります。