Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2011年7- 8月号 国際文化学部 M.Y

東国大学は、学部が3月から6月、9月から12月の2学期制で、語学堂が春3月中旬~5月中旬、夏学期6月中旬~8月末、秋学期9月末から、というように大学の休みと語学堂の休みが違うため、両方の授業をとる人にとって完全な休みは8月末の1週間ほどだけでした。

その休みの間、バディー(チューター)とプロ野球応援に行ってきました。韓国にも日本と同じようにプロ野球チームがあり、競技場もいくつかありますが、日本にあるような屋内競技場はないらしいです。今回はソウルのチーム「LG」を応援してきました。

チケットは日本に比べるとかなり安いほうで、一枚12000ウォン(900円くらい)です。ビールや、ピザ、チキンを食べながら応援します。そして選手一人一人に応援歌があり、チアガールや応援団長のような人もおり、どんな応援をするか決めています。応援歌は最近流行した歌をモチーフにしていたりするので覚えやすいです。どちらかというと、高校野球に近い応援だと感じました。韓国では前は野球がそこまでの人気もなく、このように応援に行く人も少なかったらしいです。しかしここ数年、世界大会やオリンピックの韓国の活躍とともに人気が急上昇し、いまではチケットの購入も難しいほどということです。若い大学生やカップル、仕事帰りの方、子どもなど年齢層は幅広く、金額も安いため気軽に見に行ける身近な野球応援です。

 

またこの短い休み中にお腹をこわし、おかゆだけの生活となりました。普通日本では「おかゆ」といえば白いおかゆを想像すると思いますが、ここ韓国では実にさまざまな種類のおかゆがあり、朝鮮時代から伝わる伝統がゆもあります。町には「본죽(ポンジュク)」と呼ばれるお粥専門店のチェーン店がいたるところにあるほど、ポピュラーな食べ物の一つです。このポンジュクは2005年にできたばかりですが、おいしさと、健康に良いという点から全国に広まりました。日本ではおかゆを外で食べるという概念はありませんが、このポンジュクは、店がレストラン風になっており、その場で食べることもでき、テイクアウトもできます。注文するとその場で作り始め温かなおかゆを食べられます。種類も豊富で全部で33種類もあります。やさい粥や、海鮮がゆなど一般的なものから、現代風のバナナかぼちゃ粥や、パンと一緒に出てくるとうもろこし粥など目新しいものもたくさんあります。私が食べた中で一番驚いたのは、むらさきいも粥です。一見見た目は着色料を使ったと思わせるほど鮮やかな色ですが、着色料は一切使わず、むらさきいもと牛乳でつくっているそうです。味はほのかな甘みがあり、焼き芋をそのままおかゆにしたデザートのようなおかゆでした。東国大学の近くに店があるので、体が健康な時も食べに行きたいと思います。

 

8月には、9月から始まる大学の授業の履修登録があります。前期は交換留学生担当の先生が登録をしてくださいましたが、後期はすべて自分で行わなければなりません。龍谷大学の感覚で行くと授業が始まってから登録という感じですが東国大学では始まる前に登録です。韓国では受講人数に合わせて教室を広くしたり、多い場合は抽選で授業を登録するということがなく、先着順で受講人数に達したらそこで申請ができなくなります。なので人気のある授業は申請開始時間と同時に登録しなければならないほどです。待機申請というものもあり、受講人数には達しているが、仮に空きができたらメールで知らせてくれ、登録できるというものです。しかしこれも先着順なので急いで登録せねばなりません。