Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東国大学校
2016年6月号 国際文化学部 D.S

治安、危険に感じたこと、トラブルについて

 

ソウルは日本でいう東京といった感じでしょうか。もともと大都市の出身ではないので何と比較すれば良いかわかりませんが、治安はほとんど日本と変わりはないと思います。しかし完全に安全だと言っているわけではなく、海外で生活する最低限の心得は必要であるという意味であることを理解してください。やはり海外で暮らすということは、文化も違えば暮らす方法など様々な違いがあると思います。その差異から生まれるトラブルも少なくないのです。例えば韓国ではお酒を嗜む文化が根強いですが、酔っ払っている人も多く危ない瞬間も多々見受けられます。

文化の違いがあるために留学先のタブーなことに足を踏み入れたり、日本のタブーなことに足を踏み入れられたりということは留学した人であるなら必ず一回は経験したことがあるのではないでしょうか。私も多々ありました。そのようなことが発端でトラブルに巻き込まれることもあります。食事やあいさつなど、困ることもあれば困らせることもよくありました。

今でも難しいのが友人との距離です。韓国では人と人の距離がとても近く肩が合わさる程の距離で歩いたりするような傾向があるように思います。友人だけでなくても電車やエレベーターを待つ列でも私のすぐ後ろに人が立っているため、最初はカバンから何か盗むのではないだろうかと警戒していたくらいでした。

そのような違いに理解できればいいのですが、どうしても我慢にならず喧嘩をしたりトラブルに巻き込まれたりということはよく聞きます。特別韓国がというわけではないですが、外国なだけに文化の違いからくるトラブルも起こりえるでしょう。

 

夏休み

 

 

大学は6月中旬から夏休みに入りました。寄宿舎の韓国人の友達は実家に帰ったり、旅行に行ったり、留学に行ったり、アルバイトしたりそれぞれの生活をし始めました。どんっと交流の量も減った気もしますが、特別な友達もできたり、と私としてもいつもと違った生活を過ごしており新鮮です。

私も少しでも旅行に行こうかなと慶州へ行ってきました。京都と同じような感じで昔王国があったとこで知られており、古墳やむかしの建造物も多く存在します。前期に歴史の授業をとったのでその時の話を思い出しながら歩くとまた一味違って写真で見るよりもずっと趣がありました。また東国大学の慶州キャンパスもあり龍谷大学に留学に来ていた友達に会ったりキャンパスの様子を見学したりと有意義な時間を過ごしました。

夏休みは8月の末まであります。研究と韓国語の勉強をしながら韓国の文化や歴史などにどんどん触れていきたいと感じました。

慶州にあるアナプチという昔の庭園跡です。綺麗に再現されており夕方になるとこのように綺麗に見ることができます。またアナプチにある池の泥により綺麗に出土した遺物も見ることができます。

慶州が歴史的な建造物が多いがゆえに、このような建物も多いです。現代と古代が混ざった皮肉とも取れるちょっとおもしろいスターバックスです。