Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハノイ大学
2013年11月号 文学部 Y.M

学校の前のNguyễn Trãi(グエンチャイ)通り。ラッシュアワー時。

 

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

治安についてですが、思ったよりは悪くありません。まだ2ヶ月しか滞在していませんが、今のところ財布やパソコンなどの貴重品を取られたりしたことはありません。しかし旧市街でスマートフォンを使って写真をとろうとしたところ、怪しい人が近づきしばらくマークされたことがあります。ポケットにスマートフォンを入れるのを待っていたのでしょう。スリが多いので人が多いところに行くときは貴重品をできるだけ持って行かないようにした方がいいと思います。バスに乗るときもカバンなどが切られないように注意しなければなりません。またひったくりや痴漢に遭いやすいので夜は10時以降は外出しない方がいいと言われました。何度か痴漢に遭いましたが、いずれも相手はバイクに乗って近づいてくるので触られるというよりは叩かれる感じで正直痛いし、一瞬何が起こったかわかりません。一歩間違えばこちらが転倒するレベルです。そしてたまにですが、道路に交通事故などで死亡した人などが放置されていることがあります。こちらでは長時間放置されることが多いそうです。また交通事故にあった時、財布にお金がない人は助けないそうです。さらに最近は負傷者を助けると警察にスリなど罪を被せられることがあるので助けない人も多いとか…とにかく事故に遭わないようにするのが一番です。

トラブルについてですが、金銭トラブルが多いです。こちらが外国人だとわかるとぼったくる人がいます。値段を聞いてからご飯を食べる、ベトナム人の友達と買い物をする、ぼられない店に行くことが大事です。また、こちらの人はお釣りの計算をよく間違うのでそれで言い合いになることもあります。

 

学校でのトラブルについて

寮にはハウスキーピングが週に何度か入るものの物を取られたりしたことはありません。コップを割られた、という話は聞いたことがありますが。私は部屋をシェアしていますが、そのような問題はありません。しかし、寮の設備については聞いていた話と全く違う(wifiの有無、シェアの相手、備品)など、様々な問題がありました。部屋の故障箇所は多く(扉がしまらない、窓が割れているなど)、毎晩ネズミと虫との戦いです。冷蔵庫の中以外食べ物を置いていないのに、なぜかロッカーの中(服や文房具のみ収容)にネズミのフンが増えていったり、夜中にネズミの声で起きたり…日本ではありえないストレスとの戦いです。私が事前に学校に確認しなかったのが悪いですが、正直あまり自分の部屋にいたくありません。なので寝るとき以外は部屋に帰りません。

私たちは月に1度、1万円奨学金をもらう協定ですが、毎回かなりもめます。奨学金をもらう時は国際センターに行き、そのスタッフと事務と経理部門のサインをもらいに行くのですが、スタッフと事務、経理で毎回怒鳴り合いの喧嘩を2,30分してようやく奨学金をもらうことができます。喧嘩の間私たちはただそれを見て待っています。

そして寮費の支払いでM.Iさんはかなりもめています。支払い方法(ドルかベトナムドンか)、支払い回数(毎月か1年分まとめてか)、支払日(いきなり次の日に用意しろと言われる)などです。また金額についても、1ヶ月200ドルだと聞いていたのに、固定ではなく支払う日のレートで200ドル分のドン払いを要求されたりしました。さらに彼女が銀行でその日のドルとドンのレートを調べてもらい、紙に計算を書いてもらってから支払いに行くと、インターネットの別のレートを見せられ、銀行で調べてもらった額より多い額を請求されたり…とにかくお金に関することはかなりもめます。

大事なのはそこで怒ることです。怒ると向こうの態度も変わります。かなりパワーが入りますが、頑張って自分の主張をすべきだと学びました。