Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハノイ大学
2013年9月号 文学部 Y.M

環境について

 

ハノイ大学の環境は日本とは大きく異なります。まず設備についてですが、教室はエアコンがなく、扇風機のみです。今の気温は30度ぐらいなので大丈夫ですが、真夏が心配です。教室は狭くいつも満員です。エレベーターの数が少ないので、私は6階の教室まで階段を使います。また大学内に一般の住宅がたくさんありますので「大学=静かな環境、大学生のみしかいない」という日本の環境とは大きく異なります。

大学内に一般の住宅があるぐらいですから、大学内にはいろんな人が入ってきます。学校終わりに食べに来た小中学生、運動場に運動にきたおじいちゃんおばあちゃん。大学内には保育所があるので小さい子供もたくさん見かけます。

遊ぶところについてですが、あまりありません。ハノイ大学の周辺は田舎ですので飲食店しかなく夜10時にしまります。私はいつも旧市街にいってマッサージとネイルをして楽しんだり、博物館や世界遺産として有名なところに友達と行きます。大学から車で15分ほどの距離にROYALCITYがあるのでそこで映画を見たりボーリング、スケート、プールで遊ぶこともできます。こちらでは「KARAOKE」と書かれた看板をよく見かけますが、日本のものとは異なる場合が多い(日本でいうところのキャバクラです)ので要注意です。

衛生環境についてですが、これはかなり悪いと言わざるを得ません。街中にネズミがたくさんいますし、道路で用をたす人が多いです。学校の近くにはきれいな飲食店があまりなく、掃除をしていない店が多いので自分で机や箸をふいてから使います。ベトナムにくる日本人は必ず1度はお腹をこわすらしく私も1度経験しましたが、日本では経験したことのないぐらいひどいものでした。日本の薬では効かなかったのでベトナムの薬を服用しました。

 

 

私の住んでいる寮について

私は外国人寮「Nhà khách (Guest house)」に住んでいます。シェアだと寮費が無料になるという提携の条件でしたので、現在私は中国人2人とシェアしていますが、彼女たちは英語がわからないのでジェスチャーで会話しています。いい人たちなので特に生活には困っていません。普通は話せる言語によってルームメイトを決めるそうですが、私の場合はそうではありませんでした。

部屋の作りとしては、トイレとシャワーと洗面台が1つの部屋になっており、ベットのある部屋とベランダがあります。部屋にあるのは2段ベットが3つ、机3つ、ローカー6個(よくある銀のロッカーです)1mぐらいの冷蔵庫、テレビ、扇風機です。私の部屋のルールでは土足です。鍵は玄関の鍵がありますので部屋に誰もいない時は鍵をかけるルールです。ちなみにトイレとシャワー洗面台の鍵は壊れています。セキュリティは自分のスーツケースのみです。週に2階ハウスキーピングが掃除をしてくれます。今のところ物を取られたということはありません。

部屋にはたくさんの虫がいます。アリ、蚊、ハエ、ゴキブリなど。あとヤモリとネズミもいます。最初は嫌でしたが今では慣れました。テント生活を送っていると思えばなんとかなります。笑

寮にはWIFIがありますが、とても弱く日本製品のパソコンやスマホでは受信できません。私はUSBタイプのインターネットを買い、WIFIのよく飛ぶカフェと両方でネットをしています。日本のようにいつでもスマートフォンが使えないというのはかなり辛いです。

洗濯についてですが洗濯機がないので手洗いです。近くに洗濯屋さんはありますが、ご飯が2,3回食べることができてしまうほど高いので利用していません。最初は辛かったですが今ではとても楽しいです。手洗いしているとガソリンで服が黒く汚れているのがよくわかります。。。

外国人寮に住んでいるとたくさんの外国人と友達になれます。イタリア、韓国、キューバ、パレスチナ、イラン、モーザンビーク、スリランカ…英語が話せるというだけでみんなよくしてくれるのでとても楽しいです。