Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハノイ大学
2016年9月号 国際文化学部 R.M

①オリエンテーションについて

9月5日から授業開始と知らされていたので8月31日にハノイに着き、寮の契約やwi-fiの手続きをしました。5日に指定された教室に行くと留学生が集められており、午前のクラスか午後のクラスどちらがいいかとクラス分けされました。アンケートなどではなく、挙手制だったので完全に早いもの勝ちでした。最後に先生が、明日は留学生みんなで市街地にツアーに行ってお昼にビュッフェを食べますと言いその日は15分ほどで終了しました。結局オリエンテーションのようなものは存在せず不透明な部分が多いまま7日から授業が始まりました。日本のようにシラバスを見て自分で授業を選ぶことがないので、オリエンテーションも存在しないのだろうと思います。

私はベトナム語学科なので月曜日から金曜日まで毎日ベトナム語を勉強しています。先ほど述べたように午前と午後のクラスがあり、クラスの分け方はおそらく希望です。私はとても朝が弱いので午後のクラスにしてほしいと言ったのですが、もう定員に達したと言われ断られました。そのため毎朝7時15分から始まる授業に参加しています。授業時間は先生によってまちまちなのですが、一応7時15分~11時30分と定められているそうです。早く終わるときもあれば遅いときもあります。

 

②大学について

今年はハノイ大学のピックアップサービスが無かったため、自力で大学までタクシーを捕まえて行きました。どのタクシーが安全かつ安いかなども調べておけばここで慌てる必要はないと思います。大学に着くと先ほど言ったように、寮の契約書を書きます。そこで問題なのが全てベトナム語で書かれているということでした。ルームメイトのS.Aさんと1枚の書類を書き終えるのに30分以上はかかりました。このときにベトナム語を勉強してこなかったこと身をもって後悔しました。

大学はハノイ市の中心から離れた郊外に位置しているため、遊びに行くとなるとタクシーやバスを使います。バイクに乗る学生もいますが、道路の状況などから考えてとても危険です。慣れている現地の生徒でさえ、よく事故に遭うそうです。私はタクシーをよく使います。四人で乗れば料金も安く済むので経済的です。

ハノイ大学に着いた日には、ここで10ヶ月も生活を送れるのだろうかと不安になりましたが、クラスに徐々に友達もできて今では毎日が楽しいです。とは言っても腹の立つことや、理解できないことも多くありますが、挙げればキリがないのでまた次号以降で取り上げたいと思います。

ここでは黙っていては誰も助けてはくれませんし、留学生だからと言って手厚い保護を受けるわけでもありません。この一ヶ月は”耐える”ように経過したというのが素直な感想です。この先、”過ごす”ようになり、また留学生活を”作る”というステップアップが今後の目標です。