Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハノイ大学
2017年 4月号 国際文化学部 R.M

1, 現地の学生・友人について

留学生クラスにいるのでベトナム人の生徒と交流する機会は正直それほど多くないのが現状です。私はよく韓国人の友達とご飯を食べたり、遊びに行ったりします。クラスのみんなはベトナム語が初心者なので、始めのうちは英語でのコミュニケーションでした。しかし最近になると、ベトナム語での会話も多くなりお互いに意思の疎通ができるようになりました。ベトナムで韓国人と日本人がベトナム語で会話できることがとても喜ばしいことだと感じました。私は三人の韓国人と一緒に旅行に行きました。ダナン、フエ、ホイアンと呼ばれるベトナムではとても有名で歴史のあるところです。留学生活中に出会った友達はかけがえのないものです。韓国と日本の国際的な関係はときどき良いとは言えませんが、個人レベルではお互いが胸の内をさらけ出しながら、一緒に馬鹿なことができることが本当に嬉しかったです。必ず韓国か日本でもう一度会う約束をして、私は必ず会いに行くつもりです。現地の生徒は多くが女性です。ハノイ大学はほとんどが女性であり、男性はごくわずかです。日本人の男性というだけでよくしてくれてとても助かります。私が困っていると伝えると、すぐさま力になってくれて助けてくれます。ベトナム人は友人とよく時間を過ごします。家に帰ってもfacebookのメッセンジャーを使用して一日中連絡を取り合っていたりします。こういう点は日本と似ているかもしれません。彼らはほとんどアルバイトをしており、一人か二人で暮らしている人が多いです。そして週末にはバイクで故郷へ帰る子が多いです。バイクで一時間ほどで着く子でも大学近くにアパートを借りる人が多くいます。

 

2, 年齢について

ベトナムは年功序列が強く反映されます。初対面で名前、年齢、住所、妻子持ち、職業、家族、家族の職業等多くの質問攻めにあいます。そして年齢が自分より低いとわかるとあからさまに上から目線の物言いに変わります。特に男性は顕著です。この前、ベトナム人の友達5人と私でビールを飲む機会があり楽しんでいると、一人の友達が彼氏を呼び、その彼氏は24歳でした。お互いの年齢がわかるやすぐさま、ビールを飲めと言われ、私は困惑しました。楽しかったのにその彼氏のせいで、ビール一気飲み大会になってしまったのです。私はすぐに酔ってしまうので、いやだと断りましたが、そんなことはお構いなしに注いできます。あの時は本当に帰りたかったです。ベトナムにおいて年齢はとても重要です。ベトナム語の一人称は会話相手によって変化するからです。詳しく説明はしませんが、興味のある方は調べてみてください。一人称の多さに驚くはずです。この一人称がベトナムの中での人と人との関係を構成しているんだと感じます。