〈ビザについて〉
ベトナムのビザを取るに際し、かなりの時間を要しました。まず私が履修していた授業の開始日が二週間前に伝えられました。急ぎで領事館にてビザの申請を行う必要がありましたが、それにはまずハノイ大学の方でビザの申請をしていただき受け入れ許可を取っていただく必要があったため、さらにそこから数日間連絡を待ちました。
その後、伝えられていた授業開始日の3日前に受け入れ許可がおり、休み明け(領事館は土日休み)の月曜日にビザの申請に行きました。領事館には営業開始前から多くのベトナム人の方で列ができていました。非常に混雑していたため順番待ちの紙を取る必要があり、私もその列に並びましたが奇しくも「too many peopleだから15:30分にまた来て。」と伝えられました。
仕方がないので近くのショッピングセンターで約6時間ほど時間を潰した後、15時に領事館に戻りましたが、依然として施設からはみ出るほどの列ができており、再びその列に並びました。17時前に遂に私の順番が訪れ、必要書類とパスポートを提出しました。受付の方に電卓で伝えられたビザの料金を支払い少し待っていると、もう帰っていいと伝えられました。体感時間では5分から10分程度で終わった感覚でした。ネットの情報を見る限りは、運悪く特に混んでいた日だったのではないかと思います。申請から3日後に郵送でビザが届き、ビザが届いた2日後に出国しました。
〈オリエンテーション・授業選択について〉
私はハノイ大学のFMT (Faculty of Management and Tourism)に所属しているのですが、オリエンテーションのようなものはどの授業にもありませんでした。ただ所属学部によって差異があるようで、ベトナム語学部に留学している他大学の方たちはオリエンテーションや歓迎パーティー、ハノイ市内ツアーなど盛り沢山だったようです。
授業選択については、まず出国前に開講授業の名前のみの情報で履修する授業を選択します。そして現地に到着後、FMTの窓口で専用の用紙に履修したい授業と時間や曜日を選択して履修完了です。この際にも授業内容が分かるシラバスの有無を確認しましたが、無いとのことでしたので再び授業名で選択しました。実際に私はこの授業選択で、想定した内容と大きくズレた授業を履修してしまったので、次学期は、同じくFMTの学生にどのような授業かを事前にリサーチし、履修に望むつもりです。FMT学部の授業にはLectureとTutorialの二つが存在し、一つの授業に対して週に一回ずつ履修する必要があります。Lectureではいわゆる受け身の授業が行われ、その内容を元にTutorialでプレゼンやグループディスカッションを行うと言ったようなものです。ハノイ大学の学生の学習意欲は情熱にあふれており、ある授業のプレゼン日には白熱するあまり授業が約100分伸びたこともあります。私もこの大学での初めてのプレゼンの日に質問攻めを喰らい、冷や汗を掻きました。このたった一ヶ月の経験から言えることはtutorialには万全の準備をしていった方がいいということです。(特にプレゼン)