カルチャーショックについて
ベトナムに着いてすぐに目の当たりにしたのは、大量のバイクの渋滞でした。どこに行ってもバイクばかりで歩行者の数が圧倒的に少ないです。また、歩行者優先という考え方はないようで、横断歩道を渡っている時も容赦無くバイクは走り続けます。信号がついている道は私の住んでいる地域では滅多に見ないので、バイクを常に避けながら道路を渡らなければいけません。平気で逆走する人もいますし、よそ見をしながら運転している人もたくさんいます。バイクの後ろに乗るのは日本で貴重なことだし危ないと考える人もいると思いますが、私は歩くよりも友達のバイクに乗せてもらった方が圧倒的に安全だと思います。
道を歩いているとポイ捨てが目立ちます。正直なところ大学の通学路はゴミだらけで匂いもします。タバコは火を消さないで道に落としたり、誰かが投げたゴミが自分に当たったりなんてこともありました。ゴミを集めて持って帰る、ゴミ箱に捨てるということができない人が多いです。コンビニのイートインコーナーでも机に食べ散らかしたゴミがよく放置されています。
日本との違いは、ポイ捨てはだめだ、タバコは火を消してから捨てろと取り締まるものがないことです。それが不文律だったとしても日本では意識する人が多いと思います。私が感じたカルチャーショックは環境の悪さそのものではなく、ポイ捨てする人がいるということがベトナムの人々の中で当たり前になっていると気づいてしまったことです。
バイクタクシーについて
ホーチミンの地下鉄は現在建築中で、バスの運行はとても少ないので、公共の交通機関を使うことはありません。その代わりに私はよくバイクタクシーを利用します。ベトナムでタクシーを捕まえる手段としてよく使われるのが「Grab」や「Go Viet」と呼ばれるアプリです。「Go Viet」よりも少し料金は高いですが、英語での利用ができる「Grab」をおすすめします。
ドライバーのほとんどに英語が通じませんが、バイクを予約する時に目的地を入力して、同時に料金も決まるのでコミュニケーションは必要ありません。料金は約5kmの移動で120円ほどと、とてもお手頃です。知らない人のバイクに二人乗りと考えると怖いと感じますが、使い始めるとその便利さと安さに頼ってしまいます。悪徳なドライバーはあまり見かけませんが、一応自分でマップを確認しながらちゃんと目的地に向かっているか確かめながら走行するといいと思います。
大学生のほとんどがバイクで通学しています。逆に歩いて大学に通っていると言うと驚かれるほどです。授業が同じ時間に終わると、親切に家まで送ってくれる友達もいます。そのような時に必要になるのがヘルメットです。大学の周りで道路の取り締まりをしている光景はあまりありませんが、ルールとしてバイクに乗る人はヘルメットの着用を義務付けされています。「送っていくよ」と言われた時のためにもヘルメットは買っておいた方がいいと思います。
バイクタクシーを利用するときは、ドライバーが渡してくれるので必要ありません。ベトナムに来たらまずバイクタクシーの使い方をマスターすることをおすすめします!