Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

京畿大学校
2019年11月号 文学部 R.O

・カルチャーショックについて

今回は日本と韓国のカルチャーショックについて話したいと思います。日本と韓国は文化が似ている点が多く、特に大きなカルチャーショックはあまり受けませんでしたがいくつか感じた点があったので、以前の話の内容と被る点もありますが話そうと思います。韓国の文化で差異を感じやすかったのが食文化です。食器が鉄製である事や器を持たない事などは多く知られていると思いますが、それ以外に食事の販売の仕方や提供の仕方に差異があると私は感じました。日本では客が来るとすでに汲まれた水と食器類を提供する場合が多いですが、韓国は水の入ったボトルとコップだけを提供する場合が多いです。食器や紙ナプキンは机の下の引き出しに入っていてそこから自分で取る方式がほとんどです。初めはどこに食器があるのか分からなくて戸惑った記憶があります。次は食事の販売の仕方についてです。日本では最近「お一人様」の食事が本当に多いです。その為大人数で分ける料理は少ないです。しかし韓国はその反対で基本的に量が多く、それを分け合う形式が多いです。その為料理も大、中、小などの大きさで選ぶ事が多々あります。なので料理一つの値段は高くつきます。ですがそれを大人数で分けるので、最終的にはとても安く食べる事ができます。日本では単品の値段が高いので外食する事が億劫になりますが、韓国はそれに比べて安く済むので外食に対するハードルが低いです。なので気軽に食事をしに行ける点が日本と大きく違うと感じました。

 

・韓国の持ち帰り・出前文化

韓国は先程話したように外食、食事が非常に身近で親しみやすいものです。それを感じるに至った韓国特有の文化だなと思ったものを紹介していきたいと思います。まず日本の場合について話します。日本ではお店で食事をした際、料理が残ってもそのまま帰る場合が多いです。稀に持ち帰れる店もありますがタッパーに入れたり、お店に入れ物をもらって持ち帰るのはどちらかというとタブーな感じが強いです。貧乏臭いだとか、お店側に迷惑だとか悪いイメージが強いです。しかし韓国はそんな事は全くありません。むしろ持ち帰る事の方が良いと捉えられています。料理を残すことよりも、家に持ち帰って全て余すことなく食べる事の方が良いと考えられているように思います。持ち帰りに対する観念が日本とは違うなと思いました。次に出前についてです。日本でももちろん出前はありますが、韓国の出前文化は日本より発達しています。韓国の出前は日本よりもっと気軽に、誰でも、速くする事ができます。韓国ではスマホのアプリで出前のアプリがあり、アプリ一つで注文ができます。日本では配達できる地域が非常に限られていますが、韓国はかなりの地域に普及しています。家まで運んでくれる上に価格も特段高いわけではないので、とても手軽に利用できます。それが韓国の出前の魅力的な点です。その為韓国では出前が非常に多く使われています。だから韓国では、出前がより身近な存在であるんだなと感じました。